2022年3月21日、米華字メディア?多維新聞は、中國(guó)の新型コロナ感染対策に引き締めと緩和の二面性が出現(xiàn)しつつあるとする記事を掲載した。

記事は、中國(guó)の新型コロナ政策で近ごろ2つの異なる様相が出現(xiàn)しているとし、1つ目は一部地域で事実上のロックダウンや半ロックダウン措置を取り、改革開放の最前線である広東省深セン市のような大都市ですら経済発展や市民生活の犠牲を惜しまずに半ロックダウンに踏み切るなど、感染拡大抑止に向けた一層厳しい姿勢(shì)であり、もう一つは米ファイザーの新型コロア治療薬を認(rèn)可したり、専門家から「柔軟で制御可能な開放を」「近い將來、適切な時(shí)期に中國(guó)式のウイルス共存路線を示すべき」といった提唱が出たりといった、規(guī)制緩和に向けた動(dòng)きであるとした。

その上で、これまで中國(guó)では、中國(guó)人の生活における考え方や価値観、多くの人が密集する製造業(yè)が盛んであることなどを鑑み西洋諸國(guó)に比べて厳しい感染予防措置が取られており、今後も引き続き厳しい措置が続くものとみられる一方で、中國(guó)政府は「條件さえ許せば國(guó)の門戸を開いて、経済や社會(huì)の秩序を元に戻したい」とも考えているため、今後の段階的な感染予防策の緩和に向けた準(zhǔn)備作業(yè)を同時(shí)に進(jìn)めているとの見方を示した。

また、最近中國(guó)各地で感染のリバウンドが深刻化しているため、厳しい政策を取らざるを得ないながらも、同時(shí)に感染が落ち著いた後の政策的な準(zhǔn)備のための時(shí)間を確保していると説明。今後どのタイミングで引き締め政策から徐々に緩和へと舵を切っていくかについては、今年の秋にある第20回中國(guó)共産黨大會(huì)までは安全と安定を最優(yōu)先するため、それ以降になるだろうと予測(cè)した。

記事は「新型コロナウイルスの毒性が明らかに低下し、歐米ではすでに集団免疫獲得を?qū)g現(xiàn)して日常が戻りつつある一方、中國(guó)では厳しい感染予防対策の副作用がますます顕在化している。この狀況で、持続可能な防疫の道筋を見出すことができるか、中國(guó)政府や醫(yī)學(xué)界のエリートたちの知恵や責(zé)任感が試されている」と結(jié)んだ。（翻訳?編集/川尻）