遺言書作成する「00後」が増加、バーチャル財(cái)産の相続にも言及―中國

人民網(wǎng)日本語版    2022年3月25日(金) 10時(shí)50分

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中國では近年、遺言書作成者が若年化している。

中華遺言バンクが21日に発表した「2021中華遺言バンク白書」は、「00後(2000年以降生まれ)」の遺言書作成の登録データを初めて明らかにしている。そのデータをみてみると、近年、遺言書作成者が若年化していることが分かる。中國新聞網(wǎng)が伝えた。

中華遺言バンクが立ち上げられてから9年の間に中國全土にサービスセンターが約60カ所設(shè)置されてきた。2021年末の時(shí)點(diǎn)で、同バンクに寄せられた遺言に関する問い合わせは約31萬5000件で、保管されている遺言書は約22萬件、これまでに効力が発生した遺言書は4707件に達(dá)している。統(tǒng)計(jì)を見ると、遺言書作成者は若年化の傾向が続いており、作成者の平均年齢は77.43歳から少しずつ下がって、今では68.59歳になっている。

中華遺言バンクが今年初めて発表した「00後」の遺言に関するデータによると、2020年から2021年の間に遺言書を作成した人のうち、「00後」は223人で、前年比で14.42%増加した?!?0後」が遺言により処理しようとしている主な財(cái)産は「銀行の貯金」と「バーチャル財(cái)産」と分析されている。

白書によると、「90後(1990年代生まれ)」と「00後」が作成している遺言における財(cái)産の処理の仕方に関する表現(xiàn)は他の年齢層のグループより豊かで、支付寶(アリペイ)や微信(WeChat)、QQ、ゲームアカウントといったバーチャル財(cái)産が、「90後」と「00後」の遺言書においてよく出てくる財(cái)産の種類となっている。

中華遺言バンクの広東第一サービスセンターの李欣悅(リー?シンユエ)センター長によると、QQや微信といったバーチャル財(cái)産を遺言書に含めるというのは、作成者にとって、「絆」を守る役割を果たし、「自分が亡くなった後も、家族が自分のSNSのアカウントを使えるようにしている」との見方を示す。

まだ21歳の男性?王さんは、「最近、ある男性が亡くなり、銀行に預(yù)けられているお金については誰も知らず、それを引き出すことができないというニュースを見た。妻が各銀行に行って夫が貯金していないか問い合わせていた。それを見て、もし自分に同じことが起きたら、家族はどうするだろうと考えた」と話す。

そのため、王さんは、自分の生活を見直し、遺言書作成を計(jì)畫に組み込んだ。そして、遺言書作成を通して、自分がある日、突然亡くなったとしても、銀行に預(yù)けているお金を家族がすぐに引き出せるようにしておいたという。

李センター長は、「遺言書作成者が目に見えて若年化していることは、生死に対する意識が変化し、理性的になっていることを示している。遺言書の作成はゴールではなく、新たなスタートとなる。遺言書作成の過程で、過去と未來の人生について見直すことになるからだ」との見方を示す。

統(tǒng)計(jì)によると、「00後」の遺言書作成者のうち、97.7%が「銀行の貯金」に言及しているのに対して、「80後」が言及する財(cái)産は不動(dòng)産がメインで、その次が「貯金」となっている。統(tǒng)計(jì)からすると、「80後」の遺言書の保管件數(shù)は5年で約13倍まで増えた。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KN)

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