2022年3月23日、中國(guó)メディアの中國(guó)新聞網(wǎng)は、過(guò)去の五輪におけるドーピング規(guī)定違反により各種競(jìng)技でメダルの剝奪が相次いでおり、繰り上がりによる中國(guó)選手の「メダルラッシュ」が起きていることを報(bào)じた。

記事は、東京五輪男子陸上400メートルリレーで4位だった中國(guó)代表がこのほど、銀メダルだった英國(guó)のメンバーにドーピング規(guī)定違反があり失格となったことで銅メダルを獲得したほか、同五輪重量挙げ男子81キロ級(jí)金メダリストの呂小軍（リュー?シアオジュン）も、リオ五輪同77キロ級(jí)で獲得した銀メダルが金メダルに繰り上がったと紹介した。

さらに、2012年ロンドン五輪女子20キロ競(jìng)歩についてもドーピング違反によりエレーナ?ラシュマノワ（ロシア）の金メダルを剝奪、銀メダルだった別のロシア選手もすでにドーピング違反で銀メダルを剝奪されており、3位だった切陽(yáng)什姐（チュヤン?キ）が金メダルとなったほか、4位、5位だった中國(guó)選手もそれぞれ銀、銅のメダルを獲得、中國(guó)勢(shì)が金、銀、銅の各メダルを獨(dú)占することになったとしている。

その上で「この3日で、中國(guó)選手は金メダル2つ、銀メダル1つ、銅メダル2つという5つのメダルを追加で獲得したことになる」とし、「五輪が開(kāi)催されていないのに中國(guó)代表のメダルラッシュが起きた」といった聲が出ていることを紹介した。

この件について、中國(guó)のネットユーザーは「呂小軍はこれで五輪3連覇という歴史をつくったことになる」「道徳のあるメダル、風(fēng)格のあるメダル、そしてクリーンなメダルだ」「遅れてやってきた名譽(yù)だ」「メダルセレモニーがないのが殘念だ」「真面目に頑張って戦えば、メダルは後からついてくるんだな」との聲を上げている。

一方で、10年前のロンドン五輪でのメダル繰り上げが今になって行われたことについて「なぜ今ごろ繰り上げなのか」「一つの手続きを踏むのに10年もかかるとは。どういうルールを作ったらこんなに遅くなるの？」など、疑問(wèn)や不満の聲も見(jiàn)られた。（翻訳?編集/川尻）