中國(guó)東方航空のボーイング737-800旅客機(jī)墜落事故で、製造済みの最新鋭機(jī)「737MAX」140機(jī)余りの中國(guó)側(cè)への引き渡しにも影響する恐れがあるとロイター通信が報(bào)じた。2018、19年に相次いだ737MAXの墜落事故後、主要な航空機(jī)市場(chǎng)で同型機(jī)の商用運(yùn)航を再開していないのは中國(guó)だけだ。

ロイター通信によると、21日に墜落した737-800はインドネシアとエチオピアで2度の事故を起こし、737MAX墜落の原因となった機(jī)器を搭載していない。しかし、中國(guó)の乗客と厳格な安全要件を課すことで知られる中國(guó)の規(guī)制當(dāng)局は800とMAXを同一視する可能性がある。

中國(guó)東方航空機(jī)の墜落は現(xiàn)在、関係當(dāng)局が原因を調(diào)査中。通常、こうした事故には複數(shù)の要因が絡(luò)んでおり、専門家は可能性が疑われる原因について結(jié)論付けるのは早計(jì)で、特に入手可能な情報(bào)が少ない狀況では慎重を期すべきだ、と警告している。

中國(guó)國(guó)営メディアによると、東方航空は737-800の運(yùn)航をすべて取りやめた。航空コンサル會(huì)社のIBAによると、東方航空は737-800を89機(jī)保有し、中國(guó)の航空會(huì)社では6番目に多い。中國(guó)の他の航空會(huì)社は同型機(jī)の運(yùn)航を継続しており、東方航空も737-800に似ているが、やや小型の737-700については運(yùn)航を続けているという。

複數(shù)の業(yè)界筋によると、ボーイング社は中國(guó)で737MAXの商業(yè)運(yùn)航が再開されれば、即座に納入しようと待ち構(gòu)えていた。東方航空傘下の上海航空向けに製造された737MAXは先に米ボーイングのシアトル工場(chǎng)から中國(guó)?浙江省舟山市の最終仕上げ工場(chǎng)に向けた移送が始まり、MAXの中國(guó)での運(yùn)航再開は近いと受け止められていた。この機(jī)體は15日に米領(lǐng)グアムに到著し、その後は移動(dòng)していないという。

737MAXの2度の墜落事故後、中國(guó)は真っ先に運(yùn)航停止に踏み切った。RAリサーチのシニア?エクイティ?アナリスト、コリン?スカローラ氏は「中國(guó)の航空規(guī)制當(dāng)局は安全に関わる問(wèn)題に対して徹底した態(tài)度を取ることで知られ、今回の737-800の墜落で737MAXの運(yùn)航再開がさらに遅れても不思議ではない」と述べた。メリウス?リサーチのマネジングディレクター、ロバート?スピンガーン氏も、事故原因が明らかになるまで中國(guó)での737MAXの運(yùn)航再開が遅れる可能性があると指摘した。

737MAXの運(yùn)航再開が遅れそうな背景として、ロイター通信は業(yè)界筋の「中國(guó)は新型コロナウイルスの感染がこの2年間で最悪の狀況にあり、航空會(huì)社は需要が落ち込んでいるため、737MAXを新規(guī)で手に入れる必要に迫られていない」との見(jiàn)方も紹介した。（編集/日向）