ロシアのウクライナ侵攻をめぐり、中國メディアは「米國の軍需大手が巨額の収益を手にして株価もうなぎ登りになり、ぼろもうけ」と報(bào)じた。記事はアナリストの「米國のウクライナ軍への軍事援助、米國と歐州の防衛(wèi)予算の拡大などの面から、米軍需企業(yè)にさらなる?yún)б妞颏猡郡椁埂工趣我姺饯饨B介した。

ロシアの侵攻後、米國は直ちにウクライナに総額3億5000萬ドル（約437億円）の軍事援助を提供。3月16日には8億ドルの武器追加援助を行うと発表した。同時(shí)に米議會の民主、共和両黨は國防予算増額の共通認(rèn)識を強(qiáng)め、米上院は1兆5000億ドルの米連邦政府2022年度総合支出法案を可決した。うち國防関連の支出は7820億ドルで、前年度を420億ドル上回った。

こうした動(dòng)きを受けた米軍需産業(yè)の動(dòng)向について、中國網(wǎng)は國営新華社通信の記事を引用。米議會での勤務(wù)経験を持ち、反戦組織の責(zé)任者でもあるエリック?スパーリング氏の「米軍需企業(yè)のロビー活動(dòng)は侮れない。彼らは武器の需要を刺激するため、少なくとも軍事的緊張を欲している」「外交で金はそれほど稼げない。外交的な妥結(jié)を軍需企業(yè)の収益にとって朗報(bào)と見る投資家はいない」との聲を伝えた。

今回の侵攻後、米國の主要軍需企業(yè)の株価は急騰。軍需企業(yè)トップのロッキード?マーティンの株価は年初の1株354ドルから上がり続け、3月25日の時(shí)點(diǎn)でその28％高の453ドルとなっている。レイセオン?テクノロジーズの同期の伸び幅は20％弱。ノースロップ?グラマンとジェネラル?ダイナミクスの株価も上昇した。

米メディアによると、ロッキード?マーティンのジェームズ?テイクレットCEO（最高経営責(zé)任者）は今年1月の時(shí)點(diǎn)で「大國の競爭により國防予算が膨らみ、自社により多くの業(yè)務(wù)をもたらす」と発言。レイセオン?テクノロジーズのグレッグ?ヘイズCEOも投資家に「東歐の緊張情勢に収益のチャンスを見ている」と告げた。

米國防総省が2月に発表した報(bào)告書によると、國防部門の元請け企業(yè)は1990年代より大幅に統(tǒng)合され、51社から5社に減少した。これにより、米軍需産業(yè)の寡占?獨(dú)占が進(jìn)行。企業(yè)の數(shù)が減るほど価格決定権が強(qiáng)くなり、軍需大手の巨額の利益を意味する。

ドイツなどの歐州諸國がロシアの軍事行動(dòng)を機(jī)に防衛(wèi)予算を相次いで増額したことも米軍需産業(yè)に大きな「商機(jī)」をもたらしている。スパーリング氏は「NATO（北大西洋條約機(jī)構(gòu)）は米國の武器を大量に使用しており、多くの防衛(wèi)契約が米國企業(yè)に握られる」と指摘した。（編集/日向）