中國(guó)國(guó)家発展改革委員會(huì)がこのほど発表した「2022年新型都市化及び都市部?農(nóng)村部融合発展重點(diǎn)任務(wù)」(以下、「任務(wù)」)は、県の行政中心地を重要なキャリアとした都市化建設(shè)や都市公共サービスの農(nóng)村部へのカバー、都市インフラの農(nóng)村部への拡大などの推進(jìn)の面で明確な計(jì)畫を制定している。人民日?qǐng)?bào)海外版が報(bào)じた。

現(xiàn)在、中國(guó)の都市部で生活する人の數(shù)は9億人以上に達(dá)している。専門家は、「中國(guó)全土で今後、都市化がほぼ実現(xiàn)した後も、約4億人が農(nóng)村で生活することになる」と分析している。

どのように「都市部による農(nóng)村部の発展?fàn)恳工驅(qū)g現(xiàn)することができるのだろうか？発展計(jì)畫において、「任務(wù)」は、大?中?小都市と、小さな町の協(xié)調(diào)した発展を促進(jìn)し、分業(yè)?協(xié)業(yè)し、機(jī)能が整った都市化空間構(gòu)造の形成を推進(jìn)すると強(qiáng)調(diào)している。発展の重點(diǎn)という面において、「任務(wù)」は、県の行政中心地を重要なキャリアとした都市化建設(shè)を推進(jìn)するほか、地理的優(yōu)位性が高く、産業(yè)基礎(chǔ)が良好で、資源環(huán)境のキャパシティが高く、人口が集まる経済的環(huán)境の良い県の行政中心地の発展をサポートするように指示している。

その過程で、多くの地域が、都市部の資源を県?郷に向けて積極的に供給することを推進(jìn)し、農(nóng)村部の発展水準(zhǔn)を向上させ、農(nóng)村の労働者が地元で就職できるようサポートする。また、便利なアクセスを活用して、特色ある観光を発展させている地域もあれば、パーク経済に力を入れ、産業(yè)クラスターを構(gòu)築している地域もある。

司莫拉幸福佤(ワ)郷旅游専業(yè)合作社?理事會(huì)のメンバーである趙興雙さんは、「私たちの村の特色ある観光スポットに來(lái)る人がどんどん増えている。合作社に加入してからというもの、地元で働いて固定の収入を得ることができるようになったほか、年末にはボーナスももらえる」と笑顔で語(yǔ)る。雲(yún)南省騰衝市清水郷三家村の司莫拉ワ族村は、騰衝市內(nèi)から12キロ離れた、500年以上の歴史を誇るワ族の集落だ。

公共サービスを農(nóng)村部へ拡大

都市部?農(nóng)村部の融合発展を促進(jìn)するためには、都市の基本公共サービスの均等化を促進(jìn)するほか、都市公共サービスが農(nóng)村部もカバーするようにならなければならない。

どこで生活するかの選択肢が増えている。傅子土さん(54)は以前、長(zhǎng)江デルタ地區(qū)で長(zhǎng)年出稼ぎをしていた。しかし、近年は、福建省泉州市金濤鎮(zhèn)にある実家に戻っており、「田舎と言っても、今はどんな良い物でもここで買うことができ、南京や杭州といった大都市と何ら変わりはない。特に、醫(yī)療條件が以前に比べて隨分と良くなった。これも実家に帰ることにした主な理由だ」と話す。

生活の質(zhì)も高まっている。河北省保定市に住む陳美華さんは、以前は都市部に集中していた5Gネットワークや交通機(jī)関、道路、教育といった資源が、今は農(nóng)村部にも拡大していると感じており、「それらが、農(nóng)村部の生活の質(zhì)をさらに都市に近づけ、一般庶民に実質(zhì)的な益が及んでいる」と話す。

農(nóng)村部の「自己発展機(jī)能」向上がキーポイント

「都市部による農(nóng)村部の発展?fàn)恳工驅(qū)g現(xiàn)するためには、産業(yè)の発展がカギとなる。統(tǒng)計(jì)によると、3月22日時(shí)點(diǎn)の県級(jí)以下の行政単位(郷、鎮(zhèn)、村)の登録企業(yè)數(shù)を見ると、江蘇省が最多で、合わせて881萬(wàn)5300社ある。以下、広東省(703萬(wàn)8800社)、山東省(669萬(wàn)1100社)、浙江省(520萬(wàn)8800社)、河南省(517萬(wàn)8200社)と続く。業(yè)界の分布を見ると、2021年、新規(guī)企業(yè)は主に小売業(yè)や卸売業(yè)、飲食業(yè)、住民サービス業(yè)、牧畜業(yè)に分布していた。

産業(yè)が発展しなければ、農(nóng)村部の経済に活力をもたらすことはできない。専門家は、「『任務(wù)』が言及している『都市部?農(nóng)村部を繋ぐコールドチェーン物流、ECプラットフォーム、農(nóng)産物マーケットネットワークの建設(shè)、重要農(nóng)産品貯蔵施設(shè)と都市部?農(nóng)村部コールドチェーン物流施設(shè)建設(shè)』といった措置は、農(nóng)村部経済の『自己発展機(jī)能』向上というキーポイントに注目している」と分析する。

中國(guó)社會(huì)科學(xué)院農(nóng)村発展研究所の李國(guó)祥研究員は、「農(nóng)業(yè)生産の機(jī)械化やスマート化が進(jìn)むにつれて、農(nóng)村では今後、さらに多くの労働者が生まれることになるだろう。新型都市化を促進(jìn)するためには、経済発展の規(guī)律に従い、大都市、小都市、県の行政中心地、郷?鎮(zhèn)、農(nóng)村部の間で、要素がより合理的に流動(dòng)し、産業(yè)チェーンがより合理的に配置されるよう推進(jìn)し、県域産業(yè)の発展や農(nóng)村部の経済サポートを通して、都市部による農(nóng)村部の発展?fàn)恳涠际胁?農(nóng)村部融合を?qū)g現(xiàn)すると同時(shí)に、農(nóng)村の過疎化を避けなければならない」との見方を示した。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?編集/KN）