2022年4月2日、中國(guó)中央テレビ（CCTV）は、世界的な自動(dòng)車の半導(dǎo)體不足が解消しないまま続いており、自動(dòng)車メーカーが苦境に立たされていることを報(bào)じた。

記事は、自動(dòng)車用半導(dǎo)體不足が一向に解消せず、自動(dòng)車産業(yè)の生産能力を著しく制約して新車の納期が遅れているほか、各メーカーが新車生産計(jì)畫を下方修正せざるを得ない狀況になっていると伝えた。

そして、米フォードの工場(chǎng)外にある広大な駐車場(chǎng)には、半導(dǎo)體が取り付けられないために納車できない大量の新車が留め置かれた狀態(tài)になっているとしたほか、同社がこのほど、安全性能に関わらない半導(dǎo)體が取り付けられていない「半製品」を販売し、販売から1年以內(nèi)に追加取り付けサービスを提供するという苦肉の策までも発表したことを紹介した。

その上で、自動(dòng)車のインテリジェント化が進(jìn)む中で半導(dǎo)體製品の重要度はますます高まる一方となっており、半導(dǎo)體不足により3月20日からの1週間だけでも世界で約9萬6300臺(tái)の自動(dòng)車が製造できなくなったと説明。各メーカーがすでに発表した今年の減産臺(tái)數(shù)を合計(jì)すると約125萬臺(tái)にも上るとしたほか、上海市の電子製品市場(chǎng)ではもともと20元（約380円）前後だったSTマイクロエレクトロニクス産の車體安定システム向け半導(dǎo)體コアチップL9369の価格が1000元（約1萬9000円）を超えるまでに高騰しているとも伝えた。

記事は、自動(dòng)車用半導(dǎo)體の供給不足が長(zhǎng)引き、さらに悪化してさえいる背景に、3月中旬に日本の東北地方で発生した大きな地震で世界3位の半導(dǎo)體メーカーであるルネサスエレクトロニクスの3工場(chǎng)が生産停止となったこと、そして半導(dǎo)體製造の重要な材料であるネオンの供給量が世界の約70％を占めるウクライナにロシアが侵攻していることを挙げた。（翻訳?編集/川尻）