レアアースは100%…ドイツ経済はどれほど中國に依存しているのか―獨メディア

Record China    2022年4月6日(水) 7時50分

拡大

4日、獨國際放送局RFIの中國語版サイトは、ドイツ経済の対中依存度について紹介する記事を掲載した。寫真はベルリン。

2022年4月4日、獨國際放送局RFIの中國語版サイトは、ドイツ経済の対中依存度について紹介する記事を掲載した。

記事は、ドイツのIfo経済研究所が今年2月に中國からの輸入を行っている加工企業(yè)、卸?小売企業(yè)4000社に対して実施した調(diào)査結(jié)果を紹介。約半數(shù)にあたる46%の企業(yè)が中國から加工材料、部品を輸入する必要があると回答する一方で、その半數(shù)近くが今後対中依存を減らしていく方法を検討中であることを明らかにしたと伝えた。

また、ドイツで加工するために中國から輸入される材料、部品は全體の7%と、米國からの輸入(10%)よりも少なく、最大の供給源は歐州連合(EU)加盟國の44%であると紹介。調(diào)査結(jié)果報告の作者が「材料や部品の供給源および販売市場として、ドイツ企業(yè)にとって中國は大きな役割を擔(dān)っているものの、かけがえのない存在とまではいかない」との認(rèn)識を示したとしている。

さらに、供給が滯れば首を締付けられることになる重要製品の対中依存はわずか3%で、米國からの7%よりも少なく、やはり大半はEU諸國からの輸入であると指摘。中國への依存が最も大きい製品分野は化學(xué)工業(yè)の27%で、電子裝備の21.4%がこれに続くとした。一方で、原材料の対中依存は大きく、エンジン生産材料は65%を中國から輸入し、ジスプロシウムやネオジム、プラセオジムといったレアアースに至っては100%を中國からの輸入に頼っていると伝えた。

その上で、報告の作者が「ドイツ経済が突然中國経済との関わりを斷ち切ることは不可能。依存度を下げるためには、材料や販売市場の多様性を高めること」とし、ドイツ政府がEUにラテンアメリカ諸國との自由貿(mào)易協(xié)定締結(jié)を働きかけることに期待を寄せるとともに、EUに対してもオーストラリア、インドなどとの貿(mào)易協(xié)定締結(jié)の政治的な意義を高め、歐州企業(yè)がこれらの地域の市場に參入する際のハードルを引き下げることに努めるよう求めたことを伝えた。

記事によれば、中國は現(xiàn)在ドイツにとって最も重要な貿(mào)易相手國であり、21年の対中貿(mào)易額が対外貿(mào)易額の9.5%を占め、対オランダの約8%や対米國の7.5%を上回る。同年の対中貿(mào)易総額は2454億ユーロ(約33兆円)で、382億ユーロ(約5兆1300億円)の貿(mào)易赤字となっている。(翻訳?編集/川尻

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China?記事へのご意見?お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業(yè)務(wù)提攜

Record Chinaへの業(yè)務(wù)提攜に関するお問い合わせはこちら

業(yè)務(wù)提攜