韓國人の「魯迅受容」、読んでいて身につまされる場合も―國際魯迅研究會(huì)會(huì)長が語る

中國新聞社    2022年4月11日(月) 18時(shí)20分

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國際魯迅學(xué)會(huì)の會(huì)長も務(wù)める韓國外國語大學(xué)の樸宰雨教授はこのほど、韓國社會(huì)および自らの魯迅作品の受け止め方を語った。寫真は魯迅の故郷の様子。

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魯迅と言えば、中國現(xiàn)代文學(xué)を代表する作家として、日本でも有名だ。韓國でも事情は同様という。韓國の中國研究者で國際魯迅學(xué)會(huì)の會(huì)長も務(wù)める韓國外國語大學(xué)の樸宰雨(パク?ジェビ)教授はこのほど、中國メディアの中國新聞社の取材に応じて韓國社會(huì)および自らの魯迅作品の受け止め方を語った。以下は樸教授/の言葉に若干の説明內(nèi)容を追加するなどで再構(gòu)成したものだ。

その他の寫真

■私が若かった時(shí)代も今も、魯迅作品には韓國人に訴えかけるものがある

私がソウル大學(xué)の中國語中國文學(xué)科に入學(xué)したのは、1970年代初頭だった。當(dāng)時(shí)の韓國は「維新體制」と稱していたが、実際には軍人による獨(dú)裁だった。社會(huì)における矛盾や腐敗問題は、極めて深刻だった。わたしはそういう狀況の中で魯迅作品に出會(huì)った。1920年代から30年代における中國の「精神戦士」という魯迅のイメージに、私は感動(dòng)した。

韓國の大學(xué)入試では、論述能力も試される。その論述の試験では、世界の代表的な文學(xué)作品を読み、理解していることが求められる。中國現(xiàn)代文學(xué)については魯迅の「阿Q正伝」と「故郷」を理解していることが必要だ。

韓國の高校の國語教科書は「阿Q正伝」と「故郷」を何度も取り上げてきた。そのため韓國の高校生は今も、「阿Q正伝」と「故郷」を知っている?!妇駝倮ā工庵盲皮い搿?/p>

「精神勝利法」とは「阿Q正伝」の主人公である阿Qの方法だ。阿Qは働き者として認(rèn)められていたが、家も金もなく、つきあってくれる女もいなかった。字も読めず、容姿も不細(xì)工だった。周囲の人から馬鹿にされる村の最下層だった男だ。阿Qは周囲から馬鹿にされたり、日雇いの仲間とのけんかに負(fù)けた時(shí)、心の中で現(xiàn)実を都合よくすり替えて自分が勝利したと思い込むことで、人一倍高いプライドを守る日々を送っていた。韓國社會(huì)でも多くの人が「精神勝利法」を利用している。

■両國が國交を樹立して30周年、多少の対立があっても問題はない

韓國でよく知られているもう一つの作品の「故郷」に、私はとても共感する。魯迅が描く故郷の農(nóng)村は、私が生まれ育った韓國の農(nóng)村にとてもよく似ている。私の故郷にも、魯迅の「故郷」は自敘伝的小説で、故郷を長く離れて生活している主人公に「私」には、故郷に幼いころの遊び友達(dá)だった閏土(ルントウ)という人がいる。私の故郷にもルントウのような人がいる。私はそんな農(nóng)村で育って、後にソウルの大學(xué)に入ったのだ。

雪が積もった中で、わなを仕掛けて鳥を捕まえることは、私も経験した。母親の心情描寫も私にとっては切実に思えて、とても共感した。

今年(2022年)は韓國と中國が國交を樹立して30周年だ。時(shí)間が過ぎていくのは速いものだ。國交ができてからの両國関係の発展は迅速だった。政府間の関係だけでなく、旅行、観光、さまざまな文化交流などの民間交流もある。経済交流は非常に広範(fàn)だ。だから、多少の対立や多少の矛盾があっても、大したことはない。両國は「汝の中に我あり、我の中に汝あり」といった狀況だ。皆がもっと深く、もっと広く交流し続けていけばよい。そうすれば問題はない。(構(gòu)成 / 如月隼人

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