中國では9日、子どもが演じる「いじめ反対」をテーマにネットに投稿されたダンスの動(dòng)畫が評判になった。

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ダンスといっても、いじめのシーンをかなりリアルに再現(xiàn)している。頭から水をかけられるなどだ。作品は、光と影の対比、音聲なども効果的に使っている。また「校內(nèi)でのいじめに反対」「いったんはびこると?想像もできない結(jié)果になる?誰も逃げられない」などの文句も表示される?

作品冒頭では、いじめの被害にあう少女が光の當(dāng)たる場所に向かって這っている。しかし、暗い場所に引きずり戻される。いじめる側(cè)の憎しみの感情を表現(xiàn)するシーンだ。作品の最後の部分では、鉄の門が閉まる音が聞こえる。「正義」の到來のシンボルであり、いじめが絶対に許されないことを示している。

同作品の制作を発案し指導(dǎo)したのは、河南省鄭州市內(nèi)の金沙小學(xué)校で體育の教師を務(wù)める馬超群さんだ。馬さんによると、自分自身が中學(xué)生時(shí)代にいじめの被害に遭遇した経験があり、今も學(xué)校內(nèi)でいじめ事件が発生しているので、動(dòng)畫制作を思い立った。いじめる側(cè)の憎しみの心を強(qiáng)調(diào)することで、視聴者がいじめに対する警戒を高め、いじめを見かけた場合には直ちに制止せねばならないと訴えたいという。

馬さんによると、出演者は8人で、いじめられる役の少女は5年生でその他は6年生だ。8人はいずれも學(xué)校のチアチームに所屬している。ダンスの振り付けなどは、8人が自分たちで工夫した。

馬さんは、「8人はこれまでいじめを経験したことがない」と説明した上で、「これからも永遠(yuǎn)に経験してほしくない」と語った。（取材 RR / 構(gòu)成 如月隼人）