2022年4月15日、中國(guó)新聞網(wǎng)は、ロシアのミサイル巡洋艦「モスクワ」の爆発、沈沒(méi)によって生じる3つの大きな変化について論じた記事を掲載した。

記事は、1萬(wàn)トン級(jí)のミサイル巡洋艦で、ロシア黒海艦隊(duì)のフラッグシップである「モスクワ」が現(xiàn)地時(shí)間14日に爆発して艦體に甚大な損傷を受け、港までえい航される途中で沈沒(méi)したと紹介?！?0年近い歴史を持つレジェンド級(jí)の軍艦が、こうして自らの使命を終えた」と伝えた。

その上で、「モスクワ」の沈沒(méi)によって生じうる、ロシアとウクライナとの衝突を巡る3つの変化について言及。1つ目は、ミサイルが命中したにしろ、火災(zāi)による爆発にしろ、ロシアにとって象徴的な存在だった「モスクワ」の「殉職」によりロシア軍の士気が低下し、心理的なストレスを生むとした。そして、ロシアによるウクライナ作戦行動(dòng)は、戦略の変更や行動(dòng)時(shí)間の短縮など、今後の大きなダメージを防ぐためのさらなる調(diào)整を迫られることになるだろうと予測(cè)した。

次に、両國(guó)の衝突を巡る米國(guó)の戦略にも変化をもたらすと指摘。米國(guó)と北大西洋條約機(jī)構(gòu)（NATO）はウクライナに対し武器の提供にとどまらず、情報(bào)の共有を拡大しており、「モスクワ」の沈沒(méi)が米國(guó)や西側(cè)のさらなる介入のきっかけになる可能性があるとした。

そして3つ目には、ウクライナの方針の変化を挙げた。記事は、ロシアがキーウ周辺に侵攻した際にウクライナのゼレンスキー大統(tǒng)領(lǐng)はロシアとNATO間の中立的立場(chǎng)を示し、クリミアやドンバスなどの問(wèn)題では妥協(xié)を見(jiàn)せていたが、ロシア軍がキーウから撤退し、さらに「ブチャ事件」が取り沙汰されると一転してNATO加盟に積極的な姿勢(shì)を見(jiàn)せるようになるなど、ゼレンスキー大統(tǒng)領(lǐng)が狀況変化に伴って態(tài)度を変えてきたことを指摘。今回ロシア軍にとって大きなダメージとなる「モスクワ」沈沒(méi)により、ゼレンスキー大統(tǒng)領(lǐng)の態(tài)度にさらなる変化が生じ得るとの見(jiàn)解を示している。（翻訳?編集/川尻）