上海市內(nèi)で14日未明から早朝にかけて、71歳男性が飛び下り自殺をした。男性は13日夜にひどい腹痛を起こしたが、複數(shù)の病院で診察を斷られ、苦痛に耐えかねて自殺した。生前は生活と趣味のバイオリン演奏に情熱を注ぐほがらかな人柄だったという。米國(guó)華字メディアの多維新聞などが伝えた。

男性の兄で上海財(cái)経大學(xué)を引退した陳順霞教授が、弟が自殺したと明らかにしたことで、男性の自殺が知られることになった。

亡くなった陳順平さんは13日夜にひどい腹痛を感じ、嘔吐もした。救急車(chē)の出動(dòng)を要請(qǐng)したところ「順?lè)痢工妊预铯欷?、すぐには対応してもらえなかった。その後、市?nèi)の大病院に行ったが「収容できるのは新型コロナウイルス感染で陽(yáng)性反応が出た人だけ」と言われて拒絶された。別の病院にも行ったが、閉鎖されていた。

陳さんは自宅に戻って苦痛に耐えるしかなかった。すい炎と自己判斷をしたという。陳さんの妻は翌朝、「家族にさよならを言わねばならない。私は本當(dāng)に、すい炎の苦痛には耐えられない！」と記した陳さんの遺書(shū)を発見(jiàn)した。陳さんは建物から転落して死亡していた。

陳さんの妻によると、生前の陳さんはほがらかで善良な人だった。生活に情熱を注ぎ、蕓術(shù)を熱愛(ài)していた。定年退職後はアマチュア楽団に所屬して、バイオリンの演奏をしていた。陳さんの妻は「夫は71歳で基礎(chǔ)疾患はありませんでした。13日夜には、どんな絶望感に駆られて、そういう道を選択したのでしょうか。この社會(huì)では、普通の病人が死に追いやられています」と語(yǔ)った。

陳さんの子は「父のように、まともに治療を受けられずに苦しんでいる人にもっと目を向け、悲劇がこれ以上に発生しないよう、社會(huì)に呼びかける」と述べた。

これまで、それ以外にも上海在住の作家の陳村さんが「ぜんそくが発作しても、診察してもらうのは難しい」とSNSに投稿をして注目を集めた。ただし陳村さんはその後、「実際に発癥したわけではない」と説明し、「急病になって診察してもらえないことは怖い。生き延びられる道が開(kāi)かれることを願(yuàn)っている」と表明した。

上海市では、新型コロナウイルス感染者が大量に発生する狀況が続いている。同市浦東新區(qū)は16日夜に、區(qū)內(nèi)では4日連続で新規(guī)感染者が1萬(wàn)人以上確認(rèn)されたと説明した。區(qū)は「一部では、封鎖が1カ月以上も続いているマンションもある」と紹介した上で、「困難である時(shí)こそ耐えねばならない。いったん放棄すれば、それまでの努力と犠牲が水の泡になり、より大きな代償を支払わねばならなくなる」と表明し、住民に対して外出しないことを堅(jiān)持するよう求めた。

上海市では、感染封じ込め対策のために治療が遅れて命を失う人が続出しているという。中國(guó)で著名な経済學(xué)者である郎咸平氏も、自らの母親がPCR検査の結(jié)果がまだ出ないとして治療を受けられず、上海市內(nèi)の病院の救急治療室の入り口で4時(shí)間待って死亡したと発表した。郎氏は都市封鎖のため母親の死に立ち?xí)à胜盲郡趣いΑ?/p>

上海市は15日午前、同件に関連して「醫(yī)療機(jī)関がPCR検査の結(jié)果を待つことを利用して、治療を拒絶したり遅延させることは許されない」と表明した。（翻訳?編集/如月隼人）