2022年4月18日、獨(dú)國(guó)際放送局ドイチェ?ヴェレの中國(guó)語(yǔ)版サイトは、バイデン米大統(tǒng)領(lǐng)が先日ウクライナについてプーチン露大統(tǒng)領(lǐng)によるジェノサイドと表現(xiàn)したことについて、「ジェノサイドとは一體何か」とする記事を掲載した。

記事は、「ジェノサイド」という言葉が世界的に初めて用いられたのは第2次世界大戦でナチスドイツがユダヤ人に対して行った大量虐殺であり、ポーランド系ユダヤ人の弁護(hù)士ラファエル?レムキン氏が國(guó)際法によるジェノサイドの定義化に盡力し、1948年の國(guó)連総會(huì)におけるジェノサイド犯罪の防止と処罰に関する條約採(cǎi)択の道をつくったと紹介。51年に発効した同條約ではジェノサイドを意図的に國(guó)民的、民族的、人種的、または宗教的な集団の全體もしくは一部を破壊する行為と定めており、當(dāng)事者國(guó)の憲法が定める統(tǒng)治者、公務(wù)員や個(gè)人のいずれもがジェノサイドの罪で訴追を受ける可能性があり、國(guó)家間紛爭(zhēng)を扱うハーグ國(guó)際司法裁判所も當(dāng)事者國(guó)にジェノサイドの責(zé)任があるかを判斷する権限を持つと説明した。

その上で國(guó)際法の専門家が「実際の法律の枠組みにおいて、ジェノサイドという言葉の使用範(fàn)囲は非常に狹い。ジェノサイドの罪に相當(dāng)するかは數(shù)字で決めるのではなく、一つの集団を肉體的に消滅させる意図があったかどうかで決める」と説明し、このような意図を証明することは非常に困難であるため、法定では當(dāng)事者の行動(dòng)から意図を推斷するための間接的な証拠が必要になる上、間接的な証拠である以上は証拠に対するあらゆる疑念を禁じないことから、ジェノサイドの意図を立証するのは極めて難しいとの見(jiàn)方を示していることを伝えた。

また、現(xiàn)在までに國(guó)際刑事裁判所がジェノサイドの罪を認(rèn)定した事例は三つあり、75?79年のカンボジア大虐殺、94年のルワンダ大虐殺、そして2010年に國(guó)際刑事裁判所がスーダンのダルフール問(wèn)題でバシール大統(tǒng)領(lǐng)に対しジェノサイドの罪で逮捕狀を出した事例であると紹介。國(guó)際法が専門のウィリアム?シャバス英ミドルセックス大學(xué)教授は「現(xiàn)在の法律ではジェノサイドの罪について明確に定義している」とした上で、「しかし、中國(guó)のウイグル族問(wèn)題にしろ、ウクライナ戦爭(zhēng)にしろ、法的なジェノサイドの定義に合致しない事件に対してジェノサイドという言葉をしようとする人物もいる」と語(yǔ)ったことを伝えている。（翻訳?編集/川尻）