中國(guó)武術(shù)の背後に広がる広くて深いものとは―専門(mén)家が體験踏まえて説く

中國(guó)新聞社    2022年4月26日(火) 23時(shí)50分

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イタリア武術(shù)連合會(huì)責(zé)任者のギノルフィ?アルト氏は、西洋と中國(guó)の武術(shù)の根底は共通しているが、中國(guó)武術(shù)は思想や哲學(xué)を含む、より包括的な體系と説明した。

中國(guó)武術(shù)と言えば、映畫(huà)作品なども數(shù)多く制作されてきたので、深くは知らなくても何となくイメージが湧く人が多いのではなかろうか。歐米でも中國(guó)武術(shù)が注目されるようになり、學(xué)ぶ人も増えているという。中國(guó)體育大學(xué)で中國(guó)武術(shù)を30年に渡り指導(dǎo)してきた武冬主任とイタリア武術(shù)連合會(huì)責(zé)任者のギノルフィ?アルト氏はこのほど、中國(guó)メディアの中國(guó)新聞社の取材に応じて、中國(guó)武術(shù)についての考え方を紹介した。両氏が用いた言い回しは異なるが、自分自身の経歴紹介などを除けばほぼ同じ內(nèi)容だ。そこで本稿では、主にアルト氏の表現(xiàn)を土臺(tái)にして、若干の説明を追加するなどで再構(gòu)成してご紹介する。

■武術(shù)を?qū)Wぶことで「世界ともっとうまくつきあう」ことが可能に

中國(guó)武術(shù)が西洋で広く普及したのは、1970年代からのブルース?リージャッキー?チェン、ジェット?リーなどが主演した映畫(huà)作品、いわゆるカンフー映畫(huà)の影響が大きい。そして西洋人は中國(guó)武術(shù)に備わる、人と自然を尊重しつつ修練によって自らを高める文化にも魅了された。中國(guó)武術(shù)を?qū)Wべば、その過(guò)程で多くの人生の問(wèn)題の答えを見(jiàn)出せるということにも、気付いてきた。

私は幼いころからさまざまなスポーツをやってきた。重量挙げではイタリアのジュニア?チャンピオンになったこともある。柔道や空手、インド武術(shù)も學(xué)んだ。私は中國(guó)の伝統(tǒng)文化が好きだった。そこで、中國(guó)人の師匠について中國(guó)武術(shù)を?qū)Wび始めた。私はイタリアで中國(guó)太極拳クラブを設(shè)立した。多くのイタリア人の中國(guó)武術(shù)家を育成し、中國(guó)武術(shù)の世界選手権大會(huì)に出場(chǎng)して、よい成績(jī)を何度も獲得した。

私は中國(guó)武術(shù)を研究していて、武術(shù)が私に人生の意味を教えてくれることに気付いた。中國(guó)武術(shù)は、「天と人は一つにつながる」という「天人合一」を尊び、人と自然の調(diào)和する共存を重んじる。私は武術(shù)を通じて、この世界ともっとうまく付き合うことを?qū)Wんだ。もちろん中國(guó)武術(shù)は、健康狀態(tài)をよくしてくれる価値を持つ。

中國(guó)武術(shù)の価値は、弟子を指導(dǎo)していてもよく分かる。ある弟子は私に、「武術(shù)を習(xí)うことで、自分自身が努力し他者を尊重するようになった。忍耐や平常心を保つ力も向上した。生活にしっかりと向き合うこともできるようなった」と言った。このようなケースは多い。

■西洋と中國(guó)の武術(shù)の根底は同じだが、中國(guó)武術(shù)はより包括的

西洋にも武術(shù)はある。武術(shù)の歴史は複雑であり、発展してきた地域の狀況や文化、習(xí)慣、伝統(tǒng)、考え方、生活習(xí)慣などの影響を受けて、それぞれ違いが生じる。しかし中國(guó)武術(shù)であれ西洋武術(shù)であれ、それを?qū)Wべば自分の限界についての認(rèn)識(shí)を得ることができ、健康狀態(tài)を改善することができる。だから私は、中國(guó)武術(shù)と西洋武術(shù)の根底の部分に違いはないと考える。どちらも、すばらしい生活を追求するためのものだ。

ただ、中國(guó)武術(shù)の場(chǎng)合には、単なるスポーツではない。人の體のあり方を認(rèn)識(shí)する「醫(yī)理」や、平和や調(diào)和の探求を真に理解させ、実現(xiàn)することを?qū)Wばせる「哲理」も包括した體系という特徴がある。

まさに中國(guó)の古人である老子が説いた「上善は水のごとし。水はよく萬(wàn)物を利して爭(zhēng)わず。水は衆(zhòng)人の悪(にく)む場(chǎng)所にあり。故に道にちかし」の考えだ。老子はさらに「いる場(chǎng)所は地がよい。心は深いのがよい。人に與えるのは仁(いつくしみ)がよい。言葉は偽りなきがよい。政治は平安無(wú)事がよい。事をなすには有能であるのがよい」と続けている。これも中國(guó)武術(shù)に通じる考えだ。

■武術(shù)をやってきたこれまでの人生すべてに感謝する

私はこれまでの人生を振り返って、感謝の念を持つ。武術(shù)を數(shù)十年にわたり學(xué)ぶことで、異なる文化や異なる宗教に觸れることができた。私は自分にもたらされたすべてに感謝し、中國(guó)の武術(shù)と文化を?qū)Wぶ機(jī)會(huì)に恵まれたことを感謝する。私に中國(guó)武術(shù)の手ほどきをしてくださった師匠は、私によく無(wú)門(mén)慧開(kāi)禪師(1183-1260年)の言葉を語(yǔ)った。それは、「春に花あり、秋に月あり。夏に涼風(fēng)あり、冬に月あり。心がわずらわされねば、人の世はよい時(shí)期なり」だ。私自身、弟子に対して、この「観自在の人生の悟り」をしばしば伝えている。

中國(guó)武術(shù)を世界に伝える點(diǎn)については、より多くの若者に武術(shù)の背後にある文化を理解し習(xí)得してもらうことが重要で、是非とも必要と考える。

中國(guó)武術(shù)の神髄は攻撃ではなく守りだ。中國(guó)武術(shù)には、中國(guó)人の生命観が含まれている。この生命観を含む中國(guó)文化は、人類(lèi)に新たな思考を與えることができる。しかもその思考は、他者に押し付けるものではなく、自然に共有するようになると信じる。(構(gòu)成 / 如月隼人

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