日本の民間組織「中國文化財(cái)返還運(yùn)動(dòng)を進(jìn)める會(huì)」は20日、「中國から略奪した文化財(cái)の返還を求める緊急集會(huì)」を開催した。民間組織が政府に中國の文化財(cái)返還を要求したのは國內(nèi)初だという。中國紙?環(huán)球時(shí)報(bào)が同日付で伝えた。

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記事は、「この（文化財(cái)の略奪の）歴史について、ごく少數(shù)の學(xué)者を除いて大多數(shù)の日本人は何も知らない。中國に侵攻した日本軍は中國で殺人と放火、大量の貴重な文化財(cái)を略奪した。これらは『日本が中國を侵略した証拠』である」と指摘した。

記事によると、「中國文化財(cái)返還運(yùn)動(dòng)を進(jìn)める會(huì)」を立ち上げた弁護(hù)士の一瀬敬一郎氏は環(huán)球時(shí)報(bào)の取材に、「日本人がこの問題にこれほど関心を持っているとは思わなかった」と述べ、「緊急集會(huì)には100人以上の日本人が集まり、多くがその場(chǎng)で日本政府にできるだけ早く文化財(cái)を中國に返すよう促す意向を示した。その中で最も困難なのは、まだ日本政府は本當(dāng)に歴史に殘る問題を解決しようとしていないことだ」とした。

一瀬氏はさらに、「中國から奪った文化財(cái)は、現(xiàn)在も堂々と日本に展示されている」と指摘し、「日本人はこれを放置してはならない。元の持ち主に返す責(zé)任がある」と語った。

「中國文化財(cái)返還運(yùn)動(dòng)を進(jìn)める會(huì)」は発足以來、中國の學(xué)者と緊密に交流し、まず日本政府に遼寧省海城市の三學(xué)寺から略奪した3體の中國石獅子を返還するよう要求した。そのうち2體は靖國神社に、1體は栃木県の山縣有朋記念館に保管されている。同時(shí)に、皇居に収蔵されている遼寧省旅順市から略奪した中華唐鴻臚井刻石の返還も要求している。

今回の緊急集會(huì)は宣伝資料で「中日國交正常化50周年特別企畫」とされたが、一瀬氏はこれについて「偶然だ」とし、2018年には、一瀬氏は中國民間対日索賠（賠償請(qǐng)求）連合會(huì)の童増（トン?ズン）會(huì)長(zhǎng)に「中國の文化財(cái)返還要求を手伝ってほしい」と頼まれ、中國に赴いて調(diào)査していたことを明かした。新型コロナウイルスの影響を受けるなど紆余（うよ）曲折を経て、今年やっと會(huì)議が開催されたことについて一瀬氏は、「今年は日中両國にとって重要な年であり、より多くの日本人に文化財(cái)返還問題に関心を持ってもらう良い機(jī)會(huì)でもある」とした。

現(xiàn)在、中國側(cè)からも文化財(cái)の返還を求める働きかけが続いている。一瀬氏は、「日中両國の歴史に殘る問題に対する態(tài)度には明らかな溫度差がある」とし、「2022年秋までの間に『中國文化財(cái)返還運(yùn)動(dòng)を進(jìn)める會(huì)』は靖國神社や皇宮とのやりとりを強(qiáng)化し、文化財(cái)返還を全力で推進(jìn)する」と述べたという。（翻訳?編集/刀禰）