「ミニマル」ブームの若者たち、得られるのは何?―中國メディア

人民網(wǎng)日本語版    2022年4月26日(火) 7時50分

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ここ數(shù)年、ミニマルな暮らしという考え方が多くの若者に受け入れられている。

年に3回も著ていない衣類やアクセサリーを寄付し、家でほこりをかぶっていたものは処分し、アプリでいっぱいだったスマートフォンの畫面をすっきりさせ、定例になっている無駄な付き合いを減らし……ここ數(shù)年、ミニマルな暮らしという考え方が多くの若者に受け入れられている。物質(zhì)的條件が徐々に改善される現(xiàn)代にあって、若者たちはなぜミニマルライフを選択するのだろうか。

■「暮らしをシンプルに」

今から約10年前、豆瓣、天涯、知乎などのSNSでミニマルブームが起こった。そして今、この話題のスレッドにアクセスする人は數(shù)十倍増加し、グループの中には參加者が36萬人を突破するものもいくつかある。ミニマル実踐シーンが日常生活の多くの場面に浸透している。コンピューターのディスプレーにある不要なファイルを整理する▽期限が過ぎた修理保証カードや領収書類は処分する▽仕事で使うアプリだけをダウンロードするなどだ。こうしたミニマルなライフスタイルは、今話題のグリーン?低炭素ブームとも合致する。たとえば、できるだけものを買わない▽自分が使わなくなった「かつての愛用品」は売るか人に贈る▽使い終わった宅配便のパッケージは収納袋に変身させる▽モノの利用価値を最大限開拓する、などだ。

■ミニマルの背後に質(zhì)の向上

これまで、ミニマルライフはエリートだけのものと考えられてきた。ミニマルライフを提唱する人もかつて、「ミニマルライフを主體的に、自分から進んで送る人は、生活が充足している人上、選ぶという圧力を経験した人が多い」と話していた。

物質(zhì)的條件が改善された現(xiàn)在、ますます多くの若者がミニマルライフを試してみることで、これまでにない新たな暮らしを體験するようになった。たとえば、消費への欲望を克服し、節(jié)約して貯めたお金で前々から行きたかった旅行に出かけた人がいる。家事の効率が向上し、浮いた時間で新しい技能を?qū)Wんだ人がいる?!付踏祁l度が高くてスピードが速い」動畫やニュースを見る時間が減って、よい睡眠を得られるようになった人がいる。多くの若者は內(nèi)面的なミニマル、たとえば受け身で參加してきた無駄なつきあいをやめるようになったとか、試しに深呼吸して靜かに座ってみたら頭の中をぐるぐる回っていた思考から自由になったということにも言及している。

専門家は、「ミニマルライフが徐々にブームになっていることは、ここ數(shù)年の社會の生産力向上や科學技術(shù)発展と密接な関係がある。ミニマルの背後には、人々の消費観や人生観があり、ここには新時代の人々が常に深謀遠慮の姿勢で、『安きに居りて危うきを思う』という言葉のように落ち著いて辛抱強いことや、暮らしに対して楽観的で積極的な態(tài)度を取ることがはっきりと示されている」との見方を示した。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KS)

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