中國メディアの參考消息網(wǎng)は25日、香港英字メディアのサウスチャイナ?モーニング?ポストが「中國の若い出稼ぎ労働者は工場で働くことを望まなくなり、メーカーは焦っている」との記事を掲載したことを紹介した。以下はその概要。

今、中國の若い農(nóng)民工（農(nóng)村からの出稼ぎ労働者）は単調(diào)で味気ない工場の仕事に就くことを望んでいない。以前の農(nóng)民工は満足していたが、より高い給料とより柔軟な勤務(wù)時間を目當てに彼らの多くは宅配の大軍に加わっている。

北京で宅配のバイクに乗れば比較的高い収入を得られ、その額は収入が比較的少ない工場作業(yè)員のほぼ倍に相當する。19歳のリャオ?ヨンさんは「工場で毎日7、8時間、同じ仕事を繰り返しても技能向上や進歩の空間はない。一方、宅配の仕事は面白い。違う物を見ることができ、違う人に會える」と話した。

ある中國経済學(xué)者は「中國の農(nóng)民工が工場で働きたがらない現(xiàn)象はますます普遍的になっている」と述べ、「現(xiàn)在の若い農(nóng)民工は自身の人生を持ち、都市で生活してそこで根を下ろしたいと願っている。飲食店での仕事の方が工場での仕事より吸引力がある」と指摘する。それと同時に技術(shù)人員の不足はメーカーが直面している圧力をより重いものとし、こうした不足はスマート製造業(yè)を強化するという中國の大志の妨げにもなっている。

中國は世界で最も意気込みに満ちたオートメーション化計畫の一つを制定しており、2025年までに一定規(guī)模以上の製造業(yè)企業(yè)の70％のデジタル化、ネットワーク化を基本的に実現(xiàn)することを目指している。

専門家らは長期にわたり、中國がローエンドの製造業(yè)をやめたり外部委託したりすることによって工業(yè)部門を改造すべきかどうか議論してきた。一部の人はこれにより労働者の収入が増え、労働力不足の解決につながると考えている。

前述の経済學(xué)者は「もし工場での仕事がより質(zhì)の高い生活をもたらすことができれば労働力不足は緩和できる。工場が現(xiàn)在の（低水準の）給料だけで人を集めることは難しい」と指摘し、「労働者に住宅福利を提供し、子どもの學(xué)校問題を解決している一部工場には関連する憂慮が全くない」と語った。

現(xiàn)在の問題は組み立てラインで働く労働者の募集難にとどまらない。メーカーはスマート製造分野のエンジニアなど技術(shù)人材の不足も憂いている。（翻訳?編集/野谷）