北京市が住民90%を対象にした3度のPCR検査実施へ、その理由は?―中國メディア

人民網日本語版    2022年4月27日(水) 12時50分

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北京市黨委員會宣伝部の徐和建副部長は、「北京市は朝陽區(qū)ですでに展開しているPCR検査をベースに、さらにスクリーニングの範囲を拡大する計畫だ」と発表した。

北京市が25日夜に開いた新型コロナウイルス対策をめぐる第315回記者會見で、北京市黨委員會宣伝部の徐和建(シュー?ホージエン)副部長は、「北京市は朝陽區(qū)ですでに展開しているPCR検査をベースに、さらにスクリーニングの範囲を拡大する計畫だ。26日から30日の5日間で、11區(qū)の住民を対象に、3回のPCR検査を実施する」と発表した。環(huán)球網が伝えた。

徐副部長によると、PCRスクリーニング検査の範囲を、東城區(qū)、西城區(qū)、海淀區(qū)、豊臺區(qū)、石景山區(qū)、房山區(qū)、通州區(qū)、順義區(qū)、昌平區(qū)、大興區(qū)、経済開発區(qū)まで拡大して実施する。つまり、北京市の16區(qū)のうち、門頭溝區(qū)、平谷區(qū)、密雲區(qū)、懐柔區(qū)、延慶區(qū)を除く11區(qū)でPCRスクリーニング検査が実施されることになり、北京市の総人口の90%をカバーする。

華中科技大學同済醫(yī)學院公共衛(wèi)生學院の公衆(zhòng)衛(wèi)生専門家である魏晟(ウェイ?ション)氏は25日夜、「北京市が今回、広範囲で全住民を対象にしたPCR検査を実施するのは非常に時宜にかなっており、非常に斷固たる措置であり、非常に必要な措置でもある。新型コロナウイルス感染の爆発的な拡大を防ぐためには、全住民を対象にしたPCR検査が最も有効な手段だ」との見方を示した。

魏氏によると、オミクロン株は感染力が非常に強いため、積極的疫學調査の速度が、ウイルス伝播の速度に追いつかないという新たな難局を迎えているという。ある研究によると、オミクロン株に感染すると、1日で感染力を有するようになる。つまり、感染者が発見された後、現有の感染源追跡手段を通して、感染の可能性のある全ての人を特定し、隔離管理を実施している間に、オミクロン株はすでにさらに広い範囲で伝播している可能性がある。

「そのため、潛在的な感染者をできるだけ早く発見し、感染の連鎖を斷ち切るというのが、今の最善策。つまり、短期間のうちに、例えば、48時間、または72時間以內に、全住民を対象にしたPCR検査を複數回実施しなければ、オミクロン株の伝播速度に追いつくことはできない」という。

また、「関連の研究によると、1度に感染者を5人発見した場合、全住民を対象にしたPCR検査を48時間の間隔で3度実施すると、1週間以內に感染規(guī)模を20人以內に抑えることができることが分かっている」という。(提供/人民網日本語版?編集/KN)

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