第5世代型移動通信システムの5Gについては、例えば2025年までの普及率が話題になるなど、現(xiàn)在もまだ「立ち上がり期感」が強(qiáng)い。しかし中國の華為技術(shù)（ファーウェイ）や韓國のサムスンはすでに、2030年前後に6Gの本格商用運(yùn)用が始まることを前提に戦略を展開している。

■社會のスマート化を徹底するためには、5Gでも追いつかない通信速度

通信システムの「世代交代」の狀況を知るための重要な目安が通信速度だ。例えば4Gについては、日本のNTTドコモについての実測で、180Mbps臺の數(shù)字などが出ている（下り）。5Ｇはサービス開始の時點(diǎn)で下りが最大で3．4Ｇbpsだったという。1Ｇbps＝1000Mbpsだから、通信速度は20倍近くになったわけだ。さらに6Ｇの場合には5Ｇの10倍あるいはそれ以上を目指すなどとされている。

5Ｇの登場が畫期的だったのは、それまでは主に通信機(jī)器と通信機(jī)器の間で行われていた情報のやり取りが、IoT（モノのインターネット）などにも広く利用できるようになったことだ。このことで、各種産業(yè)のスマート化も本格的に進(jìn)められるようになった。

しかし社會全體のスマート化を徹底するためには、5Ｇの能力をもってしても不足との指摘がある。例えば、自動運(yùn)転のために車両にカメラを12臺取り付けた場合、5Gによる通信では情報伝達(dá)がパンク狀態(tài)になってしまう見込みという。そのために6Gの実用化は、社會のスマート化にともなう必然的な時代の要請ということになる。

■6Gの規(guī)格制定では、ファーウェイに大きな発言力か

6Gの登場時期について、韓國は2026年に6Gの実証実験に著手するとみられている。中國は、2030年に6Ｇを商用化する考えだ。業(yè)界では一般的に、2030年が6Gにとっての節(jié)目の年になると考えられている。

新たな通信システムを構(gòu)築する際には、それに先行して世界規(guī)模での規(guī)格の制定をせねばならない。5Ｇの規(guī)格制定は主に歐米の企業(yè)や組織によって定められた。しかし中國企業(yè)のファーウェイは、その後に5G関連で大きな技術(shù)の革新を行い、ビジネスの規(guī)模も急拡大したことで、6Gの規(guī)格制定ではかなり大きな発言力を持つはずとの見方がある

■ファーウェイやサムスンに6G関連で具體的な動き

すでにファーウェイ上層部からは、6Gに関連する発言がしばしば聞こえるようになった。同社ICT戦略及び業(yè)務(wù)発展部の蓋剛総裁は、27日に開催された「スマートワールド2030フォーラム」で、ファーウェイの6G通信ネットワークでは、「物理的特性」、「知的認(rèn)知」、「多様なコンピューティング」、「自発的セキュリティー」、「多次元コンピューティング」、「シナジー」など6分野で進(jìn)展がもたらされると説明した。

蓋総裁はさらに、2030年にはデジタル世界と現(xiàn)実世界が「シームレス」に統(tǒng)合されていると説いた。また、コンピューティングは現(xiàn)実世界をシミュレートし、復(fù)元し、強(qiáng)化する能力を持つに至ると論じた。

一方のサムスンは、5月13日にオンライン方式による「第1回6Gフォーラム」を開催する。同フォーラムには韓國內(nèi)外の専門家8人が參加する。日本からはNTTドコモの執(zhí)行役員であり、6G-IOWN推進(jìn)部長である中村武宏氏が參加する。（翻訳?編集/如月隼人）