西側(cè)諸國と中國の真の狀況とは―初めて“グローバリゼーション”唱えたドイツ人研究者

中國新聞社    2022年5月2日(月) 23時20分

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世界では新型コロナウイルスやウクライナ問題、地球溫暖化問題などが同時進(jìn)行している。一方で米國など西側(cè)國家は中國に対して「圧力」を掛け続けている。世界は今後、どのような方向に進(jìn)んでいくのか。

新型コロナウイルスウクライナ問題、さらには地球溫暖化問題など、全世界に影響する事態(tài)が同時進(jìn)行している。一方で米國など西側(cè)國家は中國に対して「圧力」を掛け続けている。世界は今後、どのような方向に進(jìn)んでいくのか。ドイツ出身の社會學(xué)者で、「グローバリゼーション」の概念を初めて唱えたマーティン?オルブロウ氏はこのほど、中國メディアである中國新聞社のドイツ支局の彭大偉首席記者の取材に応じて、世界に対する認(rèn)識を語った。以下はオルブロウ氏の発言主旨に若干の説明內(nèi)容を追加するなどで再構(gòu)成したものだ。

■世界は後戻りできない、グローバリゼーション進(jìn)むからには中國理解が必要

「いつかはコロナ以前の世界に戻れるのか?」との問いに対する私の答えは「ノー」だ。そもそも、過去に戻ることは不可能だ。新型コロナウイルス感染癥の発生を受け、世界中の科學(xué)者が協(xié)力してウイルスを研究し、ワクチンを開発し、情報(bào)交換をしてきた。少なくとも科學(xué)の分野では、グローバリゼーションが成果を上げている。

グローバリゼーションが全世界の動きであるからには、西側(cè)諸國の人々も、異なる歴史や文化を持ち世界に大きな影響力がある中國のことを知り、理解せねばならない。中國を理解する上で、中國が古い文化の伝統(tǒng)を持つことは重要だ。中國の執(zhí)政黨である中國共産黨も、數(shù)千年に及ぶ中國の伝統(tǒng)の上に成り立っている。

中國文化を理解するためには、儒教のことを理解するのもよい。儒家が唱えたいくつかのこと、特に古い文章を重視することや、教育による社會地位の向上などは、今も中國社會に非常に深い影響を及ぼしている。

西側(cè)は、中國の伝統(tǒng)思想を理解すべきだ。例えば感染癥に対する強(qiáng)力な政策措置も、中國の伝統(tǒng)思想や価値観に合致するものであれば、社會からの広い合意を獲得しやすいことになる。中國の政権は自國の伝統(tǒng)から、統(tǒng)治のための知恵をくみ取っている。中國が秩序を特に重んじることは、歴史的基盤を持つ。

■「文明の衝突」説は説得力不足、「ツキジデスの罠」も回避できる

西側(cè)には、米國の研究者であるハンチントン氏が提唱した「文明の衝突」に影響された考え方をする者もいる。しかし私は、この説をあまり信用していない。ハンチントン氏は異なる文化や文明の間にある深い溝を重視した。しかし私は、異文化は比較的平和に共存し、互いに交流することができると考える。

異なる文化の間で摩擦が発生するかもしれないが、そのことは「共存の可能性」を否定するものではない。西側(cè)には、「従來の覇権國家と臺頭する新興國家が激烈な衝突を回避するのは極めて困難」と主張する「ツキジデスの罠」を信奉する者もいる。

「ツキジデスの罠」は文化や文明に注目するというより、戦略の現(xiàn)実について説いたものだ?!弗磨弗钎工瘟F」が現(xiàn)実のものになれば、世界は「文明の衝突」よりも、さらに危険な狀況に陥る。

しかし私は、「ツキジデスの罠」は回避可能と考える。必要なことは、世界と結(jié)びつく生活様式やわれわれを結(jié)びつくすべての文化面の成果などに基づくグローバルな融合に力を注ぐことだ。それを広く推進(jìn)していけば、紛爭をあおることを望むグループが及ぼす影響力を上回るはずだ。

私がそれよりも懸念するのは、人工知能の臺頭や新型の兵器によって偶発的な衝突が発生することだ。どこかで発生した衝突に巻き込まれる可能性もある。これは現(xiàn)実のリスクであり、世界はこのリスクにもっと注目すべきだ。言い方を変えるなら、最大のリスクは地政學(xué)上の問題によってではなく、新技術(shù)によってもたらされる。

■「一丸となった西側(cè)」の考えは時代遅れ

「西側(cè)」の勢力は圧倒的で、世界を覆っているように見えるが、西側(cè)は「斷片化」の方向に進(jìn)んでいる。西側(cè)は米國人が望むような一丸としてのまとまりではなくなっていく。米國のバイデン大統(tǒng)領(lǐng)は、「民主主義國家連合」を構(gòu)築しようとしているが、馬鹿げたやり方だ。バイデン大統(tǒng)領(lǐng)は基本的に、この「連合」に「中國を好まない國」を招待している。ただし、その國がどのような政治體制であり、どのような政策を?qū)g施しているかは問題にしていない。つまり「民主主義國家連合」という看板には問題がある。

私は「一丸となった西側(cè)」の考え方は、もはや時代遅れと思う。逆に中國の指導(dǎo)力は、國際的メカニズムや國際組織の中でしっかりと発揮されている。例えば中國は、気候変動や太陽光発電のような分野を発展させている。つまり、世界共通の目標(biāo)に焦點(diǎn)を絞って現(xiàn)実的なプロジェクトを推進(jìn)して、全世界に手本を示すよう努力している。

中國が成果を出すために奏功している要因の一つが、重要な政策を迅速に決定し、実行に移す政治體制だ。世界の他の國に比べて、これは中國の強(qiáng)みと言える部分だ。

■中國は成果を上げて來た、今後にも期待できる

中國は國內(nèi)の民生の改善でも、とても魅力的な成果を上げている。50年前の中國に「福祉國家」と言える要素はほとんどなかった。しかし中國は50年間をかけて、教育や醫(yī)療などの公共福祉を成長させてきた。

中國は人口が多く、しかも國民は非常に勤勉だ。同時に中國政府は、経済面でよい境遇にない人を助けるために、富裕層を誘導(dǎo)すべきであることを理解している。富を生み出すためには競爭が必要だ。中國政府はこの方面で大きな知恵を示し、競爭のレベルを人々の共通の利益に合致する範(fàn)囲內(nèi)に維持している。

また、中國共産黨は過去10年間で、中華民族全體の社會意識をよりよく代表するようになった。中國共産黨がこの役割りをさらによく果たすことができ、國民にさらに受け入れられるようになるならば、中國の未來は希望に満ちているように見える。(構(gòu)成 / 如月隼人

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