中國(guó)は新型コロナウイルス感染癥やウクライナ問(wèn)題を受け、食の安全に危機(jī)感を抱いている。フランスメディアのRFIによると、作付け用種子の海外依存度を低下させるために、種子の「自主獨(dú)立生産」や新たな品種の開(kāi)発に注力し始めたという。

習(xí)近平國(guó)家主席は4月初旬に海南省で「自らの手で中國(guó)の種子を掌握してこそ、中國(guó)は飯が食え、食の安全を?qū)g現(xiàn)できる」と強(qiáng)調(diào)した。

中國(guó)は現(xiàn)在、ホウレンソウ、カリフラワー、ニンジン、トウモロコシなど、多くの作物の種子を國(guó)外からの輸入に頼っている。海南省における習(xí)主席の発言は、中國(guó)が農(nóng)業(yè)用種子の生産や自主開(kāi)発を強(qiáng)化することを意味する。

中國(guó)が食の安全に危機(jī)感を抱いたきっかけは、新型コロナウイルス感染癥の流行やウクライナ問(wèn)題で、世界におけるサプライチェーンが滯ったことという。新型コロナウイルス感染癥の出現(xiàn)以前に、中國(guó)における農(nóng)業(yè)用種子の國(guó)內(nèi)生産比率は70％程度だった?，F(xiàn)在の中國(guó)は、2025年までに、種子の自國(guó)生産比率を、少なくとも80％まで高める考えという。

中國(guó)は品種改良のために、「宇宙の実験室」も利用する姿勢(shì)を示している。2021年10月16日に打ち上げられ2022年4月16日に帰還した有人宇宙船の神舟13號(hào)には、クローバーや燕麥、米、野菜の種などが積み込まれていた。宇宙飛行士は滯在した宇宙ステーション「天宮」で、若者に向けた「宇宙での授業(yè)」で、発芽生育実験の様子を紹介した。（翻訳?編集/如月隼人）