2022年5月2日、獨國際放送局ドイチェ?ヴェレの中國語版サイトは、「ロシアとウクライナの戦爭は中國にどんな教訓(xùn)を與えるのか」とする記事を掲載した。

記事は、ロシアによるウクライナ侵攻について、中國の専門家たちが非公式な場で議論を繰り広げていると紹介。カーネギー國際平和基金の趙通（ジャオ?トン）研究員が「中國の専門家たちは、中國と西側(cè)の間でこのような対抗が発生したらどんな狀況になるかということを想像している」と語ったことを伝えた。

記事によると、ロシアがウクライナに侵攻したものの早期のうちに制圧することができず、國際社會が干渉を強め、ウクライナに情報や武器、裝備の提供を行い、ロシアに対する経済制裁を発動するなどの狀況に至ったことについて、趙氏は「中國の専門家たちは、中國が最初から強力かつ全面的な行動により臺灣の軍隊を震撼（しんかん）させ、速やかに優(yōu)位な狀況を確保すると信じている」との見方を示した。

一方で、シンガポール?南洋理工大學(xué)S．ラジャラトナム國際関係學(xué)部の學(xué)者であるコリン?コー氏は、速やかに臺灣を制圧する戦略は中國軍に面倒をもたらすことになるとの考えを示し、「臺灣に対する電撃戦を仕掛ければ大量の平民が死傷することになり、中國軍の臺灣占領(lǐng)が困難になるばかりでなく、國際社會の反発もより強硬になる」と述べたという。

このほか、趙氏は「中國の専門家たちは、中國が情報戦をどう戦うかという點についても議論している」とし、中國の専門家にとって現(xiàn)在のウクライナ問題で最も重要な點は「西側(cè)諸國がいかにして國際世論を操作し、この戦爭に対する國際社會の反応を変えたか」ということにあると指摘?！钢袊螌熼T家たちは、西側(cè)諸國が國際社會でロシアに実際よりも悪い印象を植え付けたことについて、中國は一層重要視しなければならないと考えている」と語ったという。（翻訳?編集/川尻）