2022年5月6日、中國経済網(wǎng)は、韓國経済について「寢そべり式の防疫によって亂高下が発生している」とする記事を掲載した。

記事は、韓國政府が昨年11月より段階的に新型コロナの感染拡大予防措置による緩和を規(guī)制し始めており、今月2日には屋外でのマスク著用義務(wù)化が撤廃されたと紹介する一方で、緩いコロナ対策に対して韓國國內(nèi)では今なお一定の議論が存在し、経済回復(fù)も不安要素を抱え、亂高下しながら前進(jìn)している狀態(tài)だと伝えた。

そして、韓國経済の亂高下は內(nèi)需で特に顕著になっており、國民の消費(fèi)動(dòng)向を示す小売販売額指數(shù)が昨年12月に前月比で2％増加して昨年1年間の最高水準(zhǔn)となったものの、感染者が急増した今年1月には逆に同2％減少となり、2月は前月と同水準(zhǔn)を維持したものの、3月には再び同0．5％低下したとしている。また、投資家の経済への信頼性を示す設(shè)備投資指數(shù)も大きく変動(dòng)しており、今年1月は前月比2．1％増となったのに対し、2月には同5．6％の大幅減、3月も同2．9％減となったことを紹介した。

その上で、好材料として全産業(yè)の生産指數(shù)が1、2月にそれぞれ同0．3％減となったものの3月には同1．5％増と反発し、特にサービス業(yè)では直近9カ月で最大の増加幅になったほか、インスタント麺やハム、キムチなどの家庭用食材生産も同7．1％増と33年ぶりの増加幅を記録、鉱工業(yè)生産も同1．3％増となったとした。さらに、輸出も好調(diào)で、今年4月の輸出額が576億9000萬ドルで前月比12．6％と4カ月連続で2桁成長 を見せ、4月の過去最高値を記録したと伝えている。

一方で、韓國経済界は輸出の大幅増にも大きな憂慮を抱えており、原油などのエネルギーや小麥、トウモロコシなどの食糧価格高騰により輸入額が大幅に増加して4月は26億6000萬ドルの輸入超過となり、「輸出が好調(diào)にもかかわらず貿(mào)易赤字が発生する」という奇妙な狀況になっているとした。

記事は、今月10日の新政権発足後、いかにして適度な感染拡大予防措置を取りつつ安定した経済成長を確保するか、いかにして合理的な財(cái)政政策を講じて消費(fèi)と投資を活性化させるか、いかにして金融政策を調(diào)整してインフレを撃退するかが、ユン?ソギョル次期大統(tǒng)領(lǐng)とその政権にとっての重要課題になるとの見方が専門家から出ていると伝えた。（翻訳?編集/川尻）