2022年5月19日、中國(guó)紙?環(huán)球時(shí)報(bào)は、米バイデン大統(tǒng)領(lǐng)にとって初めてとなるアジア歴訪を巡る、日本や韓國(guó)の思惑について紹介する記事を掲載した。

記事は、韓國(guó)大統(tǒng)領(lǐng)執(zhí)務(wù)室が18日、バイデン大統(tǒng)領(lǐng)が21日に外國(guó)からの賓客として初めて龍山の新大統(tǒng)領(lǐng)府を訪れ、尹錫悅（ユン?ソンニョル）大統(tǒng)領(lǐng)と初めての米韓首脳會(huì)談を行うことを発表したと紹介。同執(zhí)務(wù)室がこれまでに、尹大統(tǒng)領(lǐng)の「外交デビュー戦」となる今回の米韓首脳會(huì)談について「米韓同盟の再構(gòu)築」を強(qiáng)調(diào)し、関係者が「世界の中樞國(guó)」の目標(biāo)に向けて飛躍する第一歩にしたいとの考えを述べたことを伝えた。また、今回の會(huì)談は尹政権の今後における対米関係、外交、國(guó)家安全保障政策を占う上で非常に大きな意味を持つとの見(jiàn)方が出ているとした。

また、バイデン大統(tǒng)領(lǐng)が韓國(guó)に続いて就任後初めて日本を訪れ、23日に岸田文雄首相と初めての正式な日米首脳會(huì)談を行うとも紹介。日本政府の狙いについて日本メディアの報(bào)道を引用する形で、周辺地域にとって脅威となりつつある中國(guó)にどう対処するかを重要なテーマとし、いかなる地域においても武力による現(xiàn)狀変更を許さないというコンセンサスを獲得するとともに、両國(guó)で抑止力と対応能力を強(qiáng)化する政策方針を打ち出し、會(huì)談後の聲明ではインド?太平洋地域における中國(guó)の活動(dòng)に対する抑制、対処を目的とした協(xié)力政策を明確にする見(jiàn)込みだと伝えている。

記事はさらに、米紙ワシントン?ポストの18日付報(bào)道を引用。「東アジア情勢(shì)の変化によって中國(guó)の臺(tái)頭に対抗する上での試練を迎えている中で、米國(guó)は日本や韓國(guó)との関係を強(qiáng)化することで、北朝鮮の核問(wèn)題やサプライチェーンにおける中國(guó)の存在感、臺(tái)灣海峽での軍事衝突の可能性など、地域における喫緊の問(wèn)題を解決することを望んでいるものの、日韓関係の悪化や韓國(guó)経済の中國(guó)に対する大きな依存という狀況において米國(guó)がこの希望を達(dá)成することは決して簡(jiǎn)単なことではない」とした。（翻訳?編集/川尻）