Record China 2022年5月23日(月) 13時(shí)30分
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米外交関係筋は、米バイデン大統(tǒng)領(lǐng)のアジア訪問について「中國に対抗するという優(yōu)先課題に取り組むことが目的」と指摘。その上で、米國のプレゼンス向上には「多くの難題が山積している」との認(rèn)識(shí)を示した。
米外交関係筋は、米バイデン大統(tǒng)領(lǐng)のアジア訪問について、「この地域で勢力を拡大する中國に対抗するという、本來の優(yōu)先的課題に対して取り組むことになる」と指摘。その上で、米國が本當(dāng)にこの地域に戻りプレゼンスを高めるためには、「多くの難題が山積している」との認(rèn)識(shí)を示した。
同筋の発言要旨は次の通り。
米バイデン政権は、當(dāng)初からインド太平洋地域を最重要に位置付け、同地域において勢力を拡大する中國に対抗することを外交の優(yōu)先課題としてきた。
この數(shù)カ月、ロシアのウクライナ侵攻に対して、同盟諸國と協(xié)力していかに対処するかに追われてきたが、今回のアジア訪問は、本來の優(yōu)先的課題に対して取り組むきっかけになる。ただ米國が本當(dāng)にこの地域に戻って來るためには、多くの課題が山積しているかを再認(rèn)識(shí)することになろう。
バイデン政権のアジア戦略は、次のような課題に直面にしている。
(1)ウクライナ危機(jī)によって、米國がインド太平洋地域に重點(diǎn)的に取り組むことが、當(dāng)面、難しくなっている。
(2)先週、ワシントンで、米國が主催した米-東南アジア諸國連合(ASEAN)首脳會(huì)議で、ASEAN側(cè)からは「誇大宣伝のわりに実りのない」との批判が多かった。
(3)米議會(huì)で、「対中テクノロジー法案」(USICA)が末成立であるため、米國が將來いかにして、世界のテクノロジー分野で指導(dǎo)力を発揮しようとしているかを示すことができない。
(4)米中の経済相互依存は緊密なため、米國內(nèi)の意見が割れており、バイデン政権として、中國に対する基本的戦略、経済安全保障政策を未だ示せていない。
(5)「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」については、スケールの大きい貿(mào)易上の目標(biāo)を欠いていることから、多くの國から失望の聲が聞かれる。
◆バイデン大統(tǒng)領(lǐng)の今回のアジア訪問の目的は、次の5點(diǎn)である。
(1)同盟関係の強(qiáng)化
日韓両國との同盟は、この地域における米國の最も重視するものであり、過去5年の文在寅政権の下の韓國と日本の間の相克関係の解決は米國にとって極めて重要な問題である。
韓國の新しいリーダーと日本の指導(dǎo)者は、両國の関係改善が緊急の課題であることを理解しており、米、日、韓3國は共同軍事演習(xí)を推進(jìn)するとの発表をすることになろう。
(2)中國と対峙すること
バイデン政権にとって、中國は米國にとって最大の「戦略的競爭相手」であり、その意味でも日、韓両國は臺(tái)灣問題に関して、韓國新大統(tǒng)領(lǐng)の尹錫悅氏が岸田首相のように深い関心と懸念を有しているかどうかはわからない。中國は、早々と王岐山國家副主席を新大統(tǒng)領(lǐng)との面談のため韓國に派遣している。
(3)インド太平洋地域との経済関係の緊密化と半導(dǎo)體等の重要物資のサプライチェーン強(qiáng)化
(4)クアッド(米、日、インド、オーストラリア)の強(qiáng)化
クアッド 4カ國首脳會(huì)議(24日東京で開催予定)は參加國が共通目的で動(dòng)くという點(diǎn)で進(jìn)んでいるとは言えない。ウクライナ危機(jī)に関しては、インドがロシアを侵略者として扱うことに同意していない。
(5)新型コロナなど気候変動(dòng)対策
日韓両首脳との間で協(xié)力できる分野についての話合いを行う。特に、北朝鮮で新型コロナが深刻化する中で米、日、韓が北朝鮮に協(xié)力を申し出るチャンスとなれば、新しい対話へのきかっけになる可能性も考えられる。
◆その他の2國間協(xié)議事項(xiàng)
(1)韓國とは、北朝鮮に対する対応及び戦時(shí)における指揮権限を米國から韓國に移す問題について協(xié)議される。
(2)日本とは、ロシアからの石油輸入の縮小問題が話し合われる。サハリン1及び2のエネルギー権益を維持しようとしていることも協(xié)議対象となる。
(八牧浩行)
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八牧浩行
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