インド太平洋地域の新たな経済枠組み始動、中國にとって脅威?―中國メディア

人民網(wǎng)日本語版    2022年5月25日(水) 19時0分

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バイデン米大統(tǒng)領(lǐng)はインド太平洋地域の新たな経済枠組みを始動した。アナリストは「本質(zhì)的には米國が中國に対して経済競爭を展開するためのツールだ」との見方を示した。寫真はバイデン大統(tǒng)領(lǐng)訪日中の東京。

米國バイデン大統(tǒng)領(lǐng)はこのほど、インド太平洋地域の新たな経済枠組み(IPEF)を始動し、アナリストは「これは本質(zhì)的には米國が中國に対して経済競爭を展開するためのツールだ」との見方を示した。

IPEFは中國にとって非常に大きな脅威になるだろうか。必ずしもそうなるとは限らない。

IPEFの參加國はASEAN諸國が圧倒的多數(shù)を占める。政府の公式データによれば、新型コロナウイルス感染癥の流行中に中國-ASEAN間貿(mào)易は流れに逆らって増加した。2021年の貿(mào)易額は前年比28.1%増の8782億ドルに達し、そのうち中國の対ASEAN輸出は同26.1%増の4836億9000萬ドル、ASEANからの輸入は同30.8%増の3945億1000萬ドルだった?,F(xiàn)在、ASEANは中國にとって引き続き1番目の貿(mào)易パートナーだ。

中國社會科學(xué)院アジア太平洋?グローバル戦略研究院の許利平(シュー?リーピン)研究員は、「事実が証明するように、中國?ASEAN間協(xié)力には非常に高い強靱性とポテンシャルがある。地域的な包括的経済連攜(RCEP)協(xié)定が発効して、雙方の協(xié)力のポテンシャルはこれからさらに発揮され、より多くのニーズと市場を活性化すると予想される。排他性を出発點とするIPEFは、地域一體化およびグローバル化の大きな流れと一致しないことは明白であり、地域に持続的なボーナスをもたらすことは難しく、効果的に推進するのが難しいことは確実だ」との見方を示した。

許氏は、「IPEFはASEANを中國包囲の突破口にすることを企図するが、最終的に當(dāng)てが外れる可能性が非常に高い」と述べた。

別のアナリストも、「ASEAN諸國にとってみれば、米中の間でうまく立ち回り、中國包囲網(wǎng)に関わらないことが、自分たちの利益により合致する」と指摘した。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KS)

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