香港のニュースサイト「鳳凰網(wǎng)」は10日付で、“愛國論調(diào)”で知られる中國メディアの環(huán)球時(shí)報(bào)の編集長を務(wù)める胡錫進(jìn)氏による署名記事を掲載した。胡氏は、米國政府內(nèi)で中國をターゲットにした部署の設(shè)立が相次いでいるとして、中國側(cè)は対抗を強(qiáng)化せねばならないと主張した。以下は、同記事の抄訳だ。

■米國は中國封じ込めを?qū)g現(xiàn)しようと懸命

米國のブリンケン國務(wù)長官は最近になり、國務(wù)省內(nèi)に「21世紀(jì)に直面する最も重大な地政學(xué)的脅威」に対処することを任務(wù)とする「中國チーム」を設(shè)立すると発表した。米國では、國防総省が2021年2月に新たな中國作業(yè)部會(huì)の設(shè)置を宣言し、中央情報(bào)局（CIA）も同年10月にハイレベルの「中國ミッションセンター」の設(shè)置を発表した。

米國國務(wù)省の「中國チーム」は、中國の全世界における活動(dòng)を追跡する組織だ?，F(xiàn)在のところ米國國務(wù)省で「中國追跡」の作業(yè)をしている人員は約25人だが、中國チームが発足すれば約60人に拡大されると伝えられている。

米國國務(wù)省の狙いは明確だ。より大きな力を投入して中國の問題に焦點(diǎn)を當(dāng)て、世界各地で増加し続ける中國の足跡を追跡することで、中國が利益を得ることを抑制し、中國に対する戦略的封じ込めを?qū)g現(xiàn)することだ。

米國が中國に対する警戒と圧力を強(qiáng)めていることは、中國のパートナーにも伝わると予想される。中國は南太平洋のある島國と安全保障協(xié)力協(xié)定を締結(jié)したが、米國とオーストラリアは直ちに妨害を始めた。米國は、中國がカンボジアのリアム海軍基地の高度化?改造プロジェクトを援助することにも猛反発している。中國と外國の正當(dāng)な協(xié)力が米國とその同盟國に妨害される狀況はますます多くなるだろう。

米國が力ずくで物事を行おうとすれば、中國は必然的に反発する。これは地政學(xué)の力學(xué)原理だ。中國は國際関係の基本的な論理を「てこ」にして、巧妙に振る舞わねばならない。

■中國は世界で「よいこと」している、米國がしているのは陰謀とペテン

中國の対外協(xié)力をけん引するのは経済であり、基本原則は互恵とウィンウィンだ?！?a target='_blank' href='http://www.wenhuatang.com/search.php?filter=一帯一路'>一帯一路」では世界各地に道路や橋を建設(shè)し、発電所を建設(shè)し、通信網(wǎng)を張り巡らせている。米國がこれを阻止しようとするのは困難だ。米國政府は中國に圧力をかけるだけでなく、「中國企業(yè)によるインフラ建設(shè)は害をなすもの」だと、関係國を説得せねばならないからだ。このような常識(shí)に反する理屈では相手に嫌われるだけだ。

米國は阻止と制圧に力を入れる。中國が米國に対抗する方法は開放と開拓であるべきだ。米國は正常なことを不正常なことと主張して中國に対抗せねばならない。われわれがすべきことは、正常なことを行って、より大きなプラスのエネルギーを出現(xiàn)させることだ。そうすれば、中國は次第に主導(dǎo)権を獲得していくことになる。なぜなら、われわれが向かう先には平和と発展があり、世界各國の人々のよりよい暮らしがあるからだ。米國が向かっているのは政治優(yōu)先の陰謀とペテンであり、米國が主張する「安全」と「正義」を得るためならば、世界各國の人々が貧しいままでも構(gòu)わないという姿勢だ。

米國の力は依然として中國よりも強(qiáng)い。その國際的な動(dòng)員力は特に強(qiáng)い。米國の同盟國と軍事基地は世界に広がっている。より多くの資源を中國を押さえつけることに振り向け、しかも同盟國の資源も投入する狀況は、まさに「不善が

やって來る」の狀況だ。しかし中國の歴史は悠久で、知恵と経験は豊富だ。中國の臺(tái)頭は內(nèi)在的なエネルギーと巨大な潛在能力によって出現(xiàn)したものであり、外からの力で押しとどめられるものではない。米國でもう一つの中國チームが設(shè)立された場合、われわれは何をやってやろうか。（翻訳?編集/如月隼人）