2022年6月19日、時代週報は、開業(yè)6周年を迎えた上海ディズニーランドで起きている「変化」について紹介する記事を掲載した。以下はその概要。

今月16日、上海ディズニーランドは開業(yè)6周年を迎えたが、過去6年間で最も冷ややかな記念日となった。新型コロナの感染拡大により3月中旬から現(xiàn)在に至るまでパーク內(nèi)の営業(yè)は停止したままで、隣接する公園やホテルなどが営業(yè)を再開したのみである。

6年前の今日、正式オープンした上海ディズニーはわずか1年で黒字を?qū)g現(xiàn)、予想をはるかに上回る人気ぶりとなった。19年には年間売上高が70億元（現(xiàn)在のレートで約1400億円）に達し、世界で最も売上の多いディズニーテーマパークになった。

毎年1000萬人もの人が訪れた上海ディズニーへのアクセスは便利だ。上海市の中心から地下鉄に乗って40分?1時間で到著できるのだ。そして、上海ディズニー周辺地域では民泊産業(yè)が爆発的な成長をみせた。開業(yè)前にはほとんど見られなかった現(xiàn)地の民泊スポットが、ピーク時には1000軒まで増えた。

しかし、新型コロナの襲來が観光業(yè)に大きな打撃を與え、民泊業(yè)にも影響が及んだ。20年以降は多くの民泊事業(yè)者が熱意を失い、投資額を回収できないまま事業(yè)から手を引いていった。もっとも、この狀況には「これまでの野蠻な成長、クレイジーな狀態(tài)から正常なビジネス環(huán)境に戻った」という見方もある。

一方で、上海ディズニーを巡る転売ビジネスはなおもクレイジーな狀態(tài)が続いている。開業(yè)當初に転売業(yè)者たちが目をつけたのは、長蛇の列に何時間も並ばずに済む「ファストパス」だ。業(yè)者たちはたくみにパスを入手して、何倍、何十倍もの高い値段で來場者に売ったのだ。ある業(yè)者は「開業(yè)時は1枚當たり1萬円近い利益が出て、それが何百枚と売れた」と語っている。

しかし、パーク側(cè)の管理がどんどん厳しくなっていったため、業(yè)者たちはファンミーティングやコンサートのチケット転売に「くら替え」していった。それも新型コロナによってイベントが減少してうまくいかなくなると、今度はダッフィーの友だちとして昨年9月に上海ディズニーにお目見えしたキツネの女の子リーナ?ベルの人気に乗っかる形で関連グッズの転売にいそしむようになったのである。

新型コロナの影響で來場者が伸び悩む一方で、今年1?3月のディズニー関連商品の売上は前年同期比で101．62％増の72億3400萬米ドル（約9750億円）にまで成長した。上海ディズニーでは7000種類のグッズを扱っており、そのうち大部分が上海ディズニーのオリジナル商品だということで、転売業(yè)者はハロウィンやクリスマスなどの季節(jié)限定商品を中心に、數(shù)倍の値段を吹っ掛けて販売している。

ただ、関連グッズをめぐるビジネスにも変化が起きているようで、何倍もの値段をつける「プロ」の転売業(yè)者に混じり、自身が遊びに行ったついでに関連グッズを多く仕入れて購入し、ネット上で販売するという「ディズニーファン兼代理購入者」も増えているとのことである。（翻訳?編集/川尻）