2022年6月20日、中國新聞週刊は、中國の自動(dòng)車輸出が近ごろ急増していることと、その背景について報(bào)じた。

記事は、中國稅関総署のデータとして、今年5月の中國の自動(dòng)車輸出が23萬臺(tái)と前年同期比35％増となり、1?5月の累計(jì)も108萬臺(tái)と同43％増加し、ドイツを抜き日本に次ぐ世界2位の輸出量になったと紹介。1?4月における中國の自動(dòng)車輸出額トップ10が米國、メキシコ、日本、ベルギー、ロシア、韓國、ドイツ、英國、オーストラリア、サウジアラビアとなっており、歐米などの経済大國も中國の主要な自動(dòng)車輸出先になっていることが明らかになったと伝えた。

そして、世界的な半導(dǎo)體不足、資源不足によって歐米や日本で自動(dòng)車の生産量が縮小する一方で、東南アジアなどでの需要は依然として旺盛という狀況の中、近年生産力を拡大している中國の自動(dòng)車産業(yè)が世界的な供給不足を補(bǔ)っていると説明。今年に入って中國では半導(dǎo)體不足による10萬7000臺(tái)の減産を余儀なくされたものの、歐米や日本に比べればそのダメージは小さいとしている。

また、特筆すべき狀況として、自動(dòng)車輸出増の中でも新型エネルギー自動(dòng)車の輸出増が著しいと指摘し、5月の中國の新エネ車輸出は4萬3000臺(tái)で前年同期比130．5％増、1?5月の累計(jì)も17萬4000臺(tái)で同141．5％増の大幅増を記録したことを紹介。乗用車市場情報(bào)連席會(huì)の崔東樹（ツイ?ドンシュウ）事務(wù)局長が「新エネ車が中國の自動(dòng)車輸出成長の柱となっており、これまでのアジア、アフリカなどへの自動(dòng)車輸出依存という受動(dòng)的な狀況を一変させた」と語ったこと、昨年の中國の新エネ車輸出先上位がベルギー、英國、ドイツ、フランス、オーストラリアなど先進(jìn)國で占められたことを伝えた。

記事は、「中國は従來の自動(dòng)車産業(yè)において先進(jìn)國から大きく遅れをとり、エンジン、変速機(jī)、シャーシの3大部品で日本やドイツに追いつくことが難しかった。しかし、新エネ車においては電池、モーター、制御の分野で『追い越し』を?qū)g現(xiàn)するチャンスを持っている」と評(píng)している。（翻訳?編集/川尻）