最近、バイクに乗る若者が増え続けており、若者の間で「バイクブーム」が起きている。データによると、年に一度のショッピングイベント「618」のプレセールが始まってからの4時(shí)間で、バイクウェアのオンライン取引額は前年同期比8倍近く増加したという。

若者はバイクを「大きなおもちゃ」ととらえ、バイクのためにせっせとお金を使う。昨年5月からバイクに乗り始めた楊さんは、この1年間にネットで1萬元（約20萬円）近くを消費(fèi)したという。ECプラットフォームのデータもこうした消費(fèi)トレンドを映し出しており、今年の618期間には、京東のバイク完成車の取引額が同115％増加した。

バイクの消費(fèi)では完成車だけでなく、レーシングスーツやプロテクターなどの関連裝備にも人気があり、自分の個(gè)性を表現(xiàn)したい消費(fèi)者のニーズに応えるとともに、日常的な消費(fèi)分野にも徐々に溶け込んでいる。

2022年第1四半期（1-3月）には、天貓（Tmall）と淘寶（タオバオ）でのバイク裝備とアフターマーケットの取引額が、いずれも同20％以上増加した。21年に前年比取引額の増加率が50％を超えたのは、バイクイヤホン、バイク用風(fēng)防眼鏡、バイク用ドライブレコーダー、バイク用スマホホルダーだった。22年第1四半期に天貓のバイク業(yè)界コア成長品目となったのは、レーシングスーツ、プロテクター、バイク用バッグ、バイク用ステッカー、バイク保護(hù)フィルムなどだった。

このほか、消費(fèi)者にはバイクをライフスタイルの一種と見なす傾向が見られる。

張皓涵さんが北京市朝陽區(qū)で開いたバイクをテーマ―にしたカフェは、クラシックバイク愛好家のたまり場(chǎng)になっている。張さんは、「クラシックバイクはバイク業(yè)界全體から見たらニッチ寄りの市場(chǎng)だが、カフェを開いてからの1年で、愛好者の裾野が急速に拡大し、オンライショッピングで完成車を買うのが新たなトレンドになったとはっきり感じる」と話す。

今やバイクは単なる交通手段ではなく、個(gè)性を大切にして自分を解放したい若者の憧れを體現(xiàn)するものになっている。「かっこいい」、「クール」、「トレンディー」などさまざまなラベルに続き、今では社交的な役割がより強(qiáng)くなった。バイクの消費(fèi)はツールという屬性から社交的な屬性やバイク文化を重視する方向へ徐々に転換し、消費(fèi)者の生き方や個(gè)性を示すシンボルに変わり、こうした傾向が業(yè)界全體に長期的な成長の可能性をもたらした。（提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KS）