香港市民にとっての粵港澳大灣區(qū)「1時間生活圏」―中國メディア

人民網(wǎng)日本語版    2022年6月27日(月) 10時0分

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香港と大灣區(qū)の內(nèi)陸部都市が「1時間生活圏」を形成した背後には、ここ數(shù)年の數(shù)多くの重大越境インフラの建設(shè)と利用がある。同大橋、同高速鉄道、3本の高速道路が省間ルートとなり、香港に直接行けるようになった。

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「広深港(広州-深セン-香港)高速鉄道が開通して、香港西九竜駅から深セン市の福田駅まで20分足らずで行けるようになり、広州南駅にも50分ちょっとで行けるようになった。港珠澳大橋(香港?珠海?マカオ大橋)が全線開通して、香港からマカオまで40分以內(nèi)になり、珠海に行くにも50分かからなくなった」。深セン市で自動運(yùn)転プロジェクトの開発を手がける香港の若者は、同高速鉄道の香港區(qū)間が開通した時と同大橋が貫通した時のワクワクした気持ちを今でも覚えているという。新華社が伝えた。

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「粵港澳大灣區(qū)(広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、マカオ両特別行政區(qū)によって構(gòu)成される都市圏)の『1時間生活圏』めぐりを楽しむ」、「深センで起業(yè)し、香港で生活する」など、2つのエリアの融合の可能性が起業(yè)家を奮い立たせている。前述の若者は2020年に香港での仕事を辭め、投資者から創(chuàng)業(yè)者への転身を遂げた。手がける自動運(yùn)転プロジェクトは主にクローズドのパーク內(nèi)での輸送に応用され、香港科技大學(xué)の実験室を飛び出して量産を?qū)g現(xiàn)し、今や150人余りのチームを抱え、3回の融資を獲得し、製品は広州港をはじめ100カ所以上のパークで使用されるようになった。

「マスク、除菌ウェットティッシュは、ネットで購入すれば安いしすぐ手に入る」と話す舒さんは家に親と子どもがおり、粵港澳大灣區(qū)の都市間輸送の便利さを肌で感じるという?!干睽互螭藗}庫がありさえすれば、新型コロナウイルス感染癥の流行中でも、注文してから商品を受け取るまで2日しかかからない。お米もネットで買っている。內(nèi)陸部産の丸いパールライスはおいしいし、感染癥の流行中、香港ではずっと手に入らなかったから」と舒さん。

中國銀行(香港)有限公司個人向け金融?資産管理部の陳文ゼネラルマネージャーは、「大灣區(qū)の越境市場のニーズがあまりにも大きい。それに応えるため、中國銀行は『全行員が越境業(yè)務(wù)を擔(dān)當(dāng)する』ことを求める。これには業(yè)務(wù)の末端に位置するカウンターでのサービス擔(dān)當(dāng)者も含まれる。私たちは大灣區(qū)に187の支店があり、3500人の行員がおり、越境業(yè)務(wù)を理解することは必須だ」と述べた。

陳さんは、「かつての香港と広東の人の流れ、物の流れ、資金の流れは単純な往來が多く、1回だけ往復(fù)する観光客が多數(shù)を占め、単純な通貨の交換やクレジットしか行われていなかった。2019年に『粵港澳大灣區(qū)発展計畫綱要』が打ち出されると、両地域の交流はますます多様化した。定年退職、醫(yī)療、學(xué)校、不動産など多様なニーズがますます増え、一體化のニーズもますます高まった」と振り返った。

陳さんは香港と大灣區(qū)の內(nèi)陸部都市の間に出現(xiàn)した「1時間生活圏」に関して、「時々仕事で內(nèi)陸部に行くが、ここ數(shù)年の內(nèi)陸部の発展ペースは速く、電子化のレベルも非常に高く、外に出てタクシーを呼ぶのも、買い物をするのも、食事をするのも、何もかも電子決済になった」としみじみ感じたという。

こうした背景の中、中銀香港支店は大灣區(qū)で「口座を簡単に開設(shè)するサービス」を打ち出した。香港の顧客が內(nèi)陸部で主流のスマートフォン電子決済応用アプリと口座をひも付けをすると、內(nèi)陸部での消費(fèi)やタクシー利用がスムーズに行えるようになり、大灣區(qū)で決済、ネットショッピング、振替を便利にスピーディーに行いたいという香港顧客の多様化するニーズに著実に応えている。

統(tǒng)計によれば、21年末現(xiàn)在、中銀香港支店で內(nèi)陸部の口座を開設(shè)した香港の顧客は前年比約41%増加して、17萬人に迫った。大灣區(qū)の企業(yè)の資金調(diào)達(dá)は同9.8%増加し、科學(xué)技術(shù)イノベーション企業(yè)の資金調(diào)達(dá)は年率換算で8.3%増加した。現(xiàn)在、電子ウォレット「BoC Pay」の利用者は100萬人を超える。

陳さんは、「こうした大幅に増加する數(shù)字から大灣區(qū)の市場に可能性があることがよくわかり、香港市民が大灣區(qū)を評価していることがうかがえる」としっかりした口調(diào)で言った。

KPMGの中國香港資本市場発展主管パートナーの李令徳さんは、「私が接觸した業(yè)界はみな大灣區(qū)の発展による影響を感じている。自分の場合、KPMGは中國の29都市に32の機(jī)関を設(shè)立し、そのうち広州、深セン、仏山、東莞、香港、マカオの大灣區(qū)內(nèi)6都市にはオフィスが7カ所あり、うち2カ所はここ1年余りの間に設(shè)立されたものだ」と述べた。

李さんの説明によると、KPMGが4月に発表した雇用情勢調(diào)査研究報告書では、香港の回答者で「大灣區(qū)の他の都市に引っ越したい」人が年々増加し、19年は52%だったのが、22年は72%に達(dá)したという。

香港の人々が大灣區(qū)の都市に移りたい主な理由は、「事業(yè)?業(yè)界発展の見通しが明るい」(63%)、「交通が便利」(62%)だ。また、「賃金が高い」は54%で、「仕事のビジョンがより広がる」の50%を抑えて3番目の理由になった。

香港と大灣區(qū)の內(nèi)陸部都市が「1時間生活圏」を形成した背後には、ここ數(shù)年の數(shù)多くの重大越境インフラの建設(shè)と利用がある。同大橋、同高速鉄道、3本の高速道路が省間ルートとなり、香港に直接行けるようになった。

通関のスピードが速くなり、効率もさらに向上した。深センの蓮塘/香園囲通関地が正式にオープンし、皇崗?fù)ㄩv地の再建プロジェクトなども加速的に進(jìn)められている。深セン灣通関地の貨物検査ルートは24時間通関を?qū)g現(xiàn)し、香港と內(nèi)陸部は「シームレスな接続」へ向かっている。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KS)

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