2022年6月29日、中國メディアの観察者網(wǎng)は、日米韓3カ國の首脳が約5年ぶりに三者會談を行ったことについて「25分で何を話したのか」とする記事を掲載した。

記事は、北大西洋條約機構(gòu)（NATO）サミットが29?30日にスペインのマドリードで開かれ、加盟國の他に日本、韓國、オーストラリア、ニュージーランドの首脳も初めて參加したと紹介。29日午後には、この機會を利用して岸田文雄首相、バイデン米大統(tǒng)領(lǐng)、韓國の尹錫悅（ユン?ソンニョル）大統(tǒng)領(lǐng)による約5年ぶりの日米韓3カ國首脳會談が行われ、注目を集めたと伝えた。

そして、韓國大統(tǒng)領(lǐng)事務(wù)室関係者が3カ國首脳會談前に「尹大統(tǒng)領(lǐng)は北朝鮮への挑発に強力に対応するとともに、北朝鮮を交渉のテーブルに戻すための緊密な強力を提案する予定だ」と韓國?聯(lián)合ニュースに対して語ったこと、5月28日には日米韓の外相會議にて「対北朝鮮共同聲明」が発表され、協(xié)力路線が確認されていたことを紹介している。

その上で、今回の3カ國首脳會談がわずか25分で終了したことを指摘。短時間の會談となったことで、會談では具體的な対策が出されたのではなく、3カ國の連攜をアピールするシグナルを発することが目的だったとの見方が出ていると伝えた。

記事はまた、日米韓が連攜を確認する中で、國交正?；越底類櫎螤顟B(tài)と言われている日韓関係の行方にも注目が集まっているとし、28日にスペイン國王フィリップ6世が開いた歓迎晩餐會にて岸田首相と尹大統(tǒng)領(lǐng)が初めて顔を合わせ、その際に3、4分ほど會話をしたと紹介。岸田首相が尹大統(tǒng)領(lǐng)に歩み寄って聲をかけ、大統(tǒng)領(lǐng)就任と地方選挙の勝利を祝うと、尹大統(tǒng)領(lǐng)が「岸田首相も參院選で良い結(jié)果を収められるよう願っている。參院選終了後、日韓間に存在する問題の速やかな解決に乗り出し、未來志向で両國関係を推進したい」との意向を伝えたとしている。（翻訳?編集/川尻）