2022年6月29日、日本華僑報は日本の「30萬人留學(xué)生計畫」について紹介する文章を掲載した。以下はその概要。

日本では1983年、時の中曽根康弘內(nèi)閣が2000年までに留學(xué)生10萬人を?qū)g現(xiàn)する計畫を発表した。そして2008年には、當(dāng)時の福田康夫首相が「留學(xué)生30萬人計畫」を打ち出した。人數(shù)が3倍に増えた背景には、日本の社會構(gòu)造の変化があった。

日本は20世紀(jì)後半に先進國の仲間入りを果たしたものの、國際文化交流において他の先進國と比べて強みを持っていなかった。また、21世紀(jì)に入り各先進國が外國人留學(xué)生を呼び込むための積極的な政策や措置を講じる中で日本はやや遅れを取った。これにより、日本政府が長年主張してきた國際化社會実現(xiàn)の目標(biāo)は実現(xiàn)の難しい狀況が続いてきた。

さらに、日本では少子高齢化が急速に進んで深刻化し、労働力の不足が拡大した。また、大學(xué)に入る學(xué)生の數(shù)も減少して大學(xué)の生存環(huán)境が厳しくなった。労働力の確保と大學(xué)の経営安定という課題の解決が求められる中で、「30萬人留學(xué)生計畫」が生まれた。

この計畫は単なる留學(xué)生募集計畫にとどまらず、オープンで透明な留學(xué)生募集、選抜方法、ビザや入國手続きの簡便化、英語による授業(yè)や交換留學(xué)実施といった大學(xué)の國際化推進など、具體的な措置も示された。計畫は順調(diào)に進み、20年に30萬人の留學(xué)生呼び込みという目標(biāo)に対し、19年時點で31萬人の規(guī)模を達成した。しかし殘念ながら、20年になって新型コロナの爆発的感染が起こり、留學(xué)生が日本に入れなくなってしまった。

そして今年3月、留學(xué)生の入國制限が緩和され、海外の學(xué)生の日本留學(xué)に再び光明が差し始めた。6月22日の中央教育審議會大學(xué)分科會では日本の大學(xué)教育を柱とするグローバル化政策プランが提起され、文部科學(xué)省も外國人留學(xué)生の受け入れと同時に日本人學(xué)生の海外留學(xué)も積極的に推進し、5年後の27年には留學(xué)生の規(guī)模を新型コロナ前まで戻す方針を決定した。

新型コロナ前の水準(zhǔn)に戻れば、31萬人の外國人留學(xué)生が日本にやってきて、12萬人の日本人學(xué)生が外國で學(xué)ぶことになる。その頃には、學(xué)習(xí)環(huán)境の充実ぶり、そして就職政策の柔軟性も実質(zhì)的な向上を?qū)g現(xiàn)していることだろう。（翻訳?編集/川尻）