2014年6月14日、映畫「軍中楽園」のニウ?チェンザー（鈕承澤）監(jiān)督が、世間の批判から一度は撮影をやめようと思ったという心境を語った。聯(lián)合報が伝えた。

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映畫「モンガに散る」などで知られるニウ?チェンザー監(jiān)督。昨年6月、最新作となる「軍中楽園」のロケ地を決めるため、スタッフを連れ総勢23人で臺灣?左営にある海軍基地を訪問。この時、中國籍カメラマンが交じっていたことが後で明らかになった。臺灣の軍事施設(shè)では、中國籍の人物は立ち入り禁止となっている。この行為は「要塞侵入罪」に抵觸するため、ニウ監(jiān)督および同カメラマンが違反容疑で高雄地検に送検された。 今年3月には高雄地裁で行われた裁判にニウ監(jiān)督が出廷?！笩o知で向こう見ずだった」と罪を認(rèn)めている。

「軍中楽園」はすでに完成し、臺灣で今年9月5日に公開予定。14日、メディアのインタビューに答えたニウ監(jiān)督は、「一度は撮影をやめようと思った」と心境を語った。騒動が起こった當(dāng)時、世間からの批判の聲はあまりに大きく、映畫の投資側(cè)から次々に撤退を申し込まれ、製作會社からも中止を打診された。しかし、スタッフの努力を無駄にしたくない思いと、自分の父親世代に存在した「軍中楽園」の話を世に送り出したい思いで、続行を決定。自身の住まいも抵當(dāng)に入れ、金策に奔走したと語っている。

今回の事件および裁判を経験し、「人に何を言われても、『修行』と思い受け入れるようにした」と語るニウ監(jiān)督。激しい性格と、現(xiàn)場では厳しい監(jiān)督として知られる彼だが、プロデューサーのリー?リエ（李烈）氏は「人が変わったようだ」と語る?！阜浅￥酥t虛で、現(xiàn)場で人に怒ることがなくなった」と話しており、今回の事件が與えた衝撃の大きさを示している。

「軍中楽園」とは「軍中特約茶室」とも呼ばれ、國民黨軍の中にかつて存在した兵士の慰安所を指す。9月公開の映畫には、「モンガに散る」の俳優(yōu)イーサン?ルアン（阮經(jīng)天）、女優(yōu)アイビー?チェン（陳意涵）、中國の演技派俳優(yōu)チェン?ジェンビン（陳建斌）らが出演している。（翻訳?編集/Mathilda）