華字メディアの日本華僑報(bào)網(wǎng)は4日、「1年に1人のペースでノーベル賞を取る日本がまた注力か」との記事を掲載した。以下はその概要。

日本で先日、2022年の科學(xué)技術(shù)?イノベーション白書(shū)が閣議決定された。白書(shū)には、日本の科學(xué)研究分野に存在する現(xiàn)象や問(wèn)題點(diǎn)が集中的に反映されている。

自然科學(xué)系のノーベル賞には物理學(xué)賞、化學(xué)賞、生理學(xué)?醫(yī)學(xué)賞があり、21世紀(jì)に入ってからの日本は毎年1人のペースで「世界で2番目に多くノーベル自然科學(xué)賞を受賞した國(guó)」になった。ただ、調(diào)査によると日本の自然科學(xué)系の論文発表數(shù)は世界2位から4位に後退し、何度も引用されて業(yè)界の関心を引き起こす質(zhì)の高い論文の數(shù)も世界4位から10位に下がった。総括すると、日本の科學(xué)研究教育界には目下、科學(xué)研究の経費(fèi)、時(shí)間、力という「三つの不足」が存在する。

學(xué)校や企業(yè)、関係機(jī)関の研究開(kāi)発に投じるお金が減っていると多くの人が考えていることが、大學(xué)や研究機(jī)関にサービスを提供している人への調(diào)査で分かった。これは、ノーベル賞受賞者や文化教育科學(xué)研究分野の専門(mén)家に取材した時(shí)に聞いた不満と一致する。

また、科學(xué)研究者が研究に使う時(shí)間が占める割合も明らかに低下し、この時(shí)間は教務(wù)や社會(huì)的な奉仕活動(dòng)に費(fèi)やされている。日本政府は女性の就業(yè)を推進(jìn)する措置を絶えず打ち出し、科學(xué)研究分野で働く女性は明らかに増えたが、先端分野の科學(xué)研究で手綱を取ることのできる女性はまだとても少ない。

では、日本に存在する「三つの不足」問(wèn)題に、日本政府はどのような措置を打ち出しているのか。

まず経費(fèi)の問(wèn)題について、10兆円規(guī)模の大學(xué)ファンドを創(chuàng)設(shè)し、科學(xué)研究拠點(diǎn)の発展を支援する計(jì)畫(huà)だ。また、地域で影響力を持つ學(xué)校を支援する「総合振興パッケージ」を打ち出すなどする。時(shí)間に関しては、國(guó)立研究開(kāi)発法人制度でより多くの研究時(shí)間の確保を図った。人材面では多様なキャリアパスを開(kāi)発し、博士課程の魅力を引き上げることなどを掲げている。この他、國(guó)際的な科學(xué)技術(shù)文化交流の推進(jìn)、政府、科學(xué)研究機(jī)関、企業(yè)の協(xié)力強(qiáng)化なども白書(shū)に盛り込まれた。

「科學(xué)技術(shù)立國(guó)」は日本が自國(guó)のために掲げた発展の要求であるだけでなく、世界の多くの國(guó)の共通の願(yuàn)いでもある。結(jié)局のところ、科學(xué)技術(shù)強(qiáng)國(guó)をめぐる競(jìng)爭(zhēng)の道で甘んじて歩みを止める國(guó)はないのだ。（翻訳?編集/野谷）