中國企業(yè)がこのほど、米ノースダコタ州で約300エーカー（約1200平方メートル）の農(nóng)地を購入した。中國日報が複數(shù)のメディアの報道を引用して5日付で伝えた。

記事はこれについて、「本來は通常の商取引であるが、米國の一部の人々の敏感な神経を逆なでしている」として米ニュース専門放送局CNBCの報道を引用した。

CNBCが1日に報じたところによると、今年春、中國企業(yè)の阜豊集団が米ノースダコタ州にあるこの農(nóng)地を購入し、トウモロコシ加工工場の建設(shè)を計畫している。しかし、この農(nóng)地は米空軍基地に近いため、同プロジェクトは米側(cè)の國家安全保障への懸念を引き起こしている。

CNBCは、「この土地は、米國の最新鋭軍用無人機(jī)技術(shù)の一部があるとされているグランドフォークス空軍基地から車でわずか20分の場所にある。このことから、一部の米國の安全保障専門家は、中國企業(yè)による現(xiàn)地工場建設(shè)計畫について、中國の情報機(jī)関がこの基地に接近するための前例のないアクセスを提供する可能性があるとして、直ちに中止すべきだと警告している」「米空軍內(nèi)部からも警告が発せられており、4月には將校がプロジェクトに関するメモを配布し、人口6萬人のグランドフォークスに阜豊集団がやってきたことは國家安全保障上の脅威だと訴えている」と報じた。

また、「この土地を売卻した農(nóng)場主の1人、ゲイリー?ブリッジフォード（Gary Bridgeford）さんがこの取引のせいで隣人たちから脅されているが、これに対して疑問を持っている」と伝えた。ブリッジフォードさんは、「國家安全保障の問題は誇張されていると思います。阜豊集団はどのように基地から情報を得ようとしているというのか。両地の間は約19キロある。すぐ隣にあるわけではない」「人々は中國と聞くと敏感になるが、誰もがポケットには中國製かもしれない攜帯電話が入っている。どこで線引きをするかだ」と述べた。ブランドン?ボチェンスキー市長も、「（阜豊集団は）ビジネスをしたいだけだ」と述べているという。

阜豊集団はこの土地を利用し、7億ドル（約952億円）相當(dāng)のトウモロコシ加工工場を建設(shè)し、少なくとも200人の雇用や、物流やトラック輸送などのサービスの付加的な機(jī)會を創(chuàng)出するといい、同集団の米事業(yè)所の最高責(zé)任者は「私たちが雇っている誰がそんなことをするだろうか。私は想像さえできない」とし、いわゆるスパイ活動とは何の関係もないと述べたという。

米紙ニューヨーク?ポストの報道によると、最近、在米中國大使館の劉鵬宇（リウ?ポンユー）報道官は、「中國政府は中國企業(yè)が現(xiàn)地の法律に基づいて海外投資協(xié)力を展開することを奨勵しており、中國側(cè)は一貫して米國側(cè)の國家安全保障概念の一般化と國家権力の亂用に反対している」「われわれは米國側(cè)が法に基づいて行動し、中國企業(yè)を含む外國企業(yè)の米國での投資?経営に公平、公正、無差別な環(huán)境を提供することを望んでいる」と述べている。（翻訳?編集/刀禰）