英BBCの中國(guó)語(yǔ)版サイトは13日、「安倍晉三元首相はなぜ臺(tái)灣で慕われているのか」との記事を掲載した。

記事は冒頭、安倍元首相が殺害された事件は世界を震撼させたと述べ、「日本と親しい臺(tái)灣社會(huì)の反応はより強(qiáng)烈だった」と指摘。蔡英文総統(tǒng)が政府機(jī)関と公立學(xué)校で半旗を掲げると表明したことに言及した他、各地で追悼が行われたとし、頼清徳副総統(tǒng)の日本訪問(wèn)については「11日、私人の身分で東京に入り、安倍氏の自宅を訪れた」と説明した上で、1972年の日臺(tái)の斷交以降、最高レベルとなる高官の訪日が各方面の注目を集めたことを伝えた。

そして安倍元首相が臺(tái)灣で高い人気を得た主な原因は首相だった當(dāng)時(shí)、臺(tái)灣に対する友好的なメッセージをたびたび発したからだとの分析を紹介。「退任後には『臺(tái)灣有事は日本有事』と提起し、臺(tái)灣社會(huì)の反響を呼んだ」とも述べ、専門(mén)家が「日本の政治家に『抗中』を掲げる人は多いが、『親臺(tái)』を主張する政治家は相対的に少ない。だが安倍氏は特別で、日本の政界でどちらも主張した人物だ」と語(yǔ)ったことを伝えた。

記事はまた、安倍元首相が在任中に掲げた「自由で開(kāi)かれたインド太平洋」の枠組みの下、臺(tái)灣は次第に日米のこの地域での戦略的パートナーになっていったとし、「日本との関係はより緊密になり、世論は安倍氏が主な策動(dòng)者だと受け止めている。退任後、安倍氏の臺(tái)灣関連の発言はますますストレートになった」と指摘した。

さらに、2011年の東日本大震災(zāi)で日本が臺(tái)灣から受けた支援に言及し、「（再び首相となった）12年以降、安倍氏は日本のリーダーとして臺(tái)灣社會(huì)の協(xié)力に何度も感謝した」と紹介?！笐獒?、臺(tái)灣に最も友好的な首相で、強(qiáng)い影響力も備えていた」との評(píng)価があることを伝えた。

記事によると、日本臺(tái)灣交流協(xié)會(huì)の臺(tái)北事務(wù)所を友人と獻(xiàn)花に訪れた男性は「臺(tái)灣に誠(chéng)意をもって関心を寄せてくれた大國(guó)の指導(dǎo)者に報(bào)いるためだ」と話したという。（翻訳?編集/野谷）