中國籍を取得した韓國出身のスピードスケート?ショートトラックの選手イム?ヒョジュン（林孝?。─?、韓國メディアが警戒感を示している。中國メディアの環(huán)球網(wǎng)が14日付で伝えた。

記事は、12日に國際スケート連盟（ISU）のウェブサイト上でイムの國籍情報が中國に変更されたことで、2026年のミラノ?コルティナ冬季五輪に中國代表として出場できるようになったと伝えた。

26歳のイムは2018年の平昌五輪に韓國代表として出場し、男子1500メートルで金メダル、男子500メートルで銅メダルを獲得、19年の世界選手権では4冠＆総合優(yōu)勝を達成するなど輝かしいキャリアを誇っている。

一方で、同年、練習(xí)中に人前でチームメートのズボンを脫がせたことでセクハラ告発を受け、激しいバッシングを浴びた。最終的には無罪となったが、國內(nèi)で練習(xí)できる環(huán)境を失ったことから同じアジアでショートトラック強豪國の中國に帰化を申請、20年6月に正式に帰化した。

イムは中國籍取得の理由の一つに、同じく韓國內(nèi)の競技環(huán)境の問題からロシアに國籍を変更し、現(xiàn)在は中國で指導(dǎo)しているビクトル?アン氏の存在があったことを挙げている。なお、國籍変更から3年間は出場資格が得られないという五輪規(guī)定により、今年2月の北京五輪では中國代表にはなれなかった。

環(huán)球網(wǎng)の記事はイムについて「中長距離だけでなく短距離でも競爭力がある。彼が加わったことは中國の選手層に厚みをもたらし、より多くの選択肢を提供することになる。彼は最近、中國代表チームの練習(xí)に參加し、シーズン到來に備えている」と報じている。

一方、韓國?聯(lián)合ニュースは、イムが來年3月にソウルで開催される世界選手権で韓國男子ショートトラック代表に大きなプレッシャーを與える可能性があると警戒感を示した。また、ファン?デホンら韓國の有力選手に負傷やコンディション不良が相次いでいる一方、イムは気持ちも新たに新シーズンに臨もうとしていると伝えた。（翻訳?編集/北田）