2億5500萬年前の「真銭伯獣」の化石を初めて発見―中國

人民網(wǎng)日本語版    2022年7月15日(金) 20時0分

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內(nèi)モンゴル自治區(qū)の大青山で発見された「怪物」の化石が、最新の研究により、すでに絶滅した約2億5500萬年前のテロケファルス亜目の「真銭伯獣」であることが確認された。

中國科學院古脊椎動物?古人類研究所の科學研究チームが內(nèi)モンゴル自治區(qū)の大青山で発見した「怪物」の化石が最新の研究により、すでに絶滅した約2億5500萬年前のテロケファルス亜目の「真銭伯獣」であることが確認された。初期段階の研究結(jié)果によると、この真銭伯獣は関連するドキュメンタリー映畫で描寫されているような、毒殺し捕食する能力を持たない可能性がある。中國新聞網(wǎng)が伝えた。

これは中國國內(nèi)で初めて見つかった真銭伯獣の化石であり、世界ではこれまで知られている中で100年近く前の初発見から3點目の化石標本。これまでは南アフリカで2點しか見つかっていなかった。

このほぼすべてそろった下顎のある頭骨の標本は、同研究所の劉俊(リウ?ジュン)研究員のチームがフィールドワーク中に発見したものだ。精密な修復と形態(tài)學的比較により、真銭伯獣屬と判斷された。しかしその形態(tài)は南アフリカの化石標本と違いがあるため新種を設(shè)けた。そして學界の慣例に基づき、発見者の名字をとり「劉氏真銭伯獣」と名付けられた。

劉氏は、「真銭伯獣という太古の動物の頭長は、今まで確認されているものの中で最大10センチメートルほどで、最も獨特なテロケファルス亜目だ」と説明した。英BBCのドキュメンタリー「Walking With Monsters」の中で、リストロサウルスが真銭伯獣と呼ばれるテロケファルス亜目に捕食される。そしてコモドオオトカゲのように獲物を毒殺するのだ。それでは真銭伯獣は毒腺を持つテロケファルス亜目なのだろうか。研究チームは真銭伯獣に毒腺が存在するかについて検討を行った結(jié)果、劉氏真銭伯獣の現(xiàn)在の形態(tài)學的研究は、前上顎骨窩に毒腺ではなく臭腺が入っていたという仮説を支持している。そのため、真銭伯獣はドキュメンタリーが描いたような成年リストロサウルスを毒殺しそれを捕食する能力はない可能性があるとの見方を示した。

劉氏は、「南アフリカから遠く離れた中國で3點目の真銭伯獣の頭骨の化石が見つかるとはやや意外だったが、二畳紀後期にとっては正常だ。これまで新疆で南アフリカに多いディイクトドンが見つかっており、內(nèi)モンゴルの大青山でもスコットランドで初めて見つかったエルギニア、ラオスで初めて命名されたラオスワニなどの動物の化石が見つかっていた」と指摘した。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/YF)

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