中國企業(yè)の華為技術（ファーウェイ）は研究開発費に巨額を投じる企業(yè)として知られるが、同時に工業(yè)デザインの“進化”にも大いに力を入れている企業(yè)だ。同社最高級幹部の一人である余承東常務役員は、一部の中國企業(yè)がファーウェイの工業(yè)デザインを「パクっている」として厳しく批判した。

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スマートフォンなどファーウェイの消費者向け製品は中國國內(nèi)市場で、「高級ブランド」としての地位を確立した。同社製品には、高性能であるだけでなく、「使用體験感」の向上を極めて重視している特徴がある。工業(yè)デザインは「純粋蕓術」とは異なり、製品イメージとの合致や、使った際の心地よさ、使用したり所持することで喜びを感じるといった要素が重要だ。そしてファーウェイ製品は、メディアからデザイン性を高く評価されることも多い。ハイテク情報を提供する中関村在線（ZOL）は22日付で、2022年の「ZOL推薦商品」をファーウェイ製折り畳み式スマートフォンのP50 Pocket（P50 ポケット）と発表した際に、同製品を「優(yōu)秀な工業(yè)デザイン能力と技術特許による製品で、さらにはより新奇な體験をもたらすことができる攜帯電話」と評した。

ファーウェイが工業(yè)デザイン分野で成果を挙げているのは、消費者向け製品だけではない。傘下企業(yè)の東莞ファーウェイロボットが完成させた人工知能計算センターは12月になり、中央政府の工業(yè)及び情報化部（工業(yè)情報?。─摔瑜胫袊鴥?yōu)勝工業(yè)デザイン賞の金賞を獲得した。

同社の余承東常務役員は、上海市政府が9月に開催した第1回「世界デザインの都大會」の開幕式の基調(diào)講演で、中國の製造業(yè)がローエンドからハイエンド、低品質(zhì)から高品質(zhì)への転換を図り、世界的ブランドへと成長する過程において、デザインは非常に重要との考えを示した。

余常務役員はさらに、ファーウェイ製品のデザインについて「歳月の試練、時間の試練に耐えることを追求せねばならない」と説明。自らへの課題として、デザイン採用の最終的な決定者として「私のセンスが低すぎると、私はチームにとっての災難になるかもしれない」と考えており、デザインセンスを高める努力をしているという。もちろん、同社にはデザインの専門チームも存在し、さまざまな調(diào)査研究を進めている。

余常務役員はまた、中國の一部企業(yè)はファーウェイのデザインを「パクっている」と強調(diào)し、「西洋の文化では、他人の真似をするのはとても恥ずかしいことだ。しかしわれわれ中國人は皆がライセンス料を払わずにすべてそのまま使い、さらには自分のライセンスだと言う」と批判した。余常務役員は、工業(yè)デザインは知的財産だと、改めて強調(diào)したことになる。

ファーウェイの工業(yè)デザインは國際的な評価も高めつつある。6月には、同社の新世代型キャビネットであるAPM5950がドイツ?エッセンに本拠を置くノルトライン＝ヴェストファーレンデザインセンターが選出するレッド?ドット?デザイン賞を受賞した。レッド?ドット?デザイン賞は工業(yè)デザインの分野で「世界の三大賞」の一つとされる、権威ある賞だ。

APM5950キャビネットは簡素化されたデザインが印象的だが、特徴は外観だけでなく、モジュール設計とヒューマンエンジニアリング設計を採用したことで、柔軟な設置や迅速かつ安全なメンテナンスが可能であり、消費エネルギー効率を90％まで高められることにもある。

ポーランドでは、APM5950のモジュール設計と持続可能な進化アーキテクチャにより太陽光発電へのアクセスが容易になり、ネットワークにおけるグリーンエネルギーの使用比率が大幅に向上したという。

ファーウェイのSingleRAN製品ラインの姜旭冬総裁は、APM5950のレッド?ドット賞受賞について「業(yè)界の専門家にファーウェイ製品の工業(yè)デザインと技術革新の実力を高く評価していただいた。ファーウェイは技術革新を通じて『グリーンサイト-グリーンネットワーク-グリーン運営』ソリューションを改善し続けることで、通信事業(yè)者のグリーン発展戦略を支え、グリーンで持続可能な発展を?qū)g現(xiàn)する」と述べた。

同社の工業(yè)デザインには、「見た目の美しさ」だけでなく、実用性にも可能な限り結合させるという、工業(yè)デザイン本來のあり方が強く意識されている特徴もある。（翻訳?編集/如月隼人）