2022年7月21日、中國(guó)メディアの観察者網(wǎng)は、広州汽車の會(huì)長(zhǎng)が「電池のコストが自動(dòng)車全體の6割も占めている」と不満をこぼしたことを報(bào)じた。

記事は、四川省宜賓市で21日に開(kāi)幕した「2022年世界動(dòng)力電池カンファレンス」のオープニングセレモニーで広州汽車グループの曾慶洪（ゾン?チンホン）會(huì)長(zhǎng)が講演した際「動(dòng)力電池のコストが自動(dòng)車全體のコストの40％、50％、60％となり、しかもさらに上昇し続けている」とした上で「われわれは今や（動(dòng)力電池最大手の）寧徳時(shí)代のためにアルバイトをしているのではないか」と笑いながら発言したことを紹介した。

また、曾會(huì)長(zhǎng)が原材料価格について「高すぎる。それも並の高さではない。（しかも）市場(chǎng)のサプライチェーンが逼迫する狀況と、生産過(guò)多の狀況が併存している。原材料、完成車企業(yè)、環(huán)境保護(hù)およびその他のセクションが協(xié)調(diào)的な発展を遂げ、動(dòng)力電池の技術(shù)革新が実現(xiàn)することで、電池や新エネルギー車の発展の前途は変わってくる」と語(yǔ)ったことを伝えている。

記事によれば、曾會(huì)長(zhǎng)はさらに、動(dòng)力電池市場(chǎng)が需給バランスの課題を抱えており、原料価格の高騰による需給逼迫が常態(tài)化している點(diǎn)、電池の発展過(guò)程において企業(yè)のバックワードインテグレーションが加速すると同時(shí)に、完成車メーカーも電池の製造や電池原材料生産戦略を迫られる狀況で、テスラを除く官営社メーカーはいずれも赤字狀態(tài)である點(diǎn)に言及。「動(dòng)力電池サプライチェーンの安全、安定を保障することが、各自動(dòng)車メーカーの持続可能な発展、さらには世界の主要國(guó)における自動(dòng)車産業(yè)チェーンの発展にとって重要な基礎(chǔ)、戦略となる」との考えを示した。

曾會(huì)長(zhǎng)はこのほか、動(dòng)力電池産業(yè)チェーンは川上部分の価格高騰という問(wèn)題に加え、動(dòng)力電池のリサイクルに関する技術(shù)開(kāi)発や體系づくりが進(jìn)んでいないという課題も抱えていると指摘。「長(zhǎng)期的な発展計(jì)畫(huà)を立てて資源の採(cǎi)掘を厳しくコントロールし、電池のリサイクル體系づくりを急ぎ、協(xié)力體制を強(qiáng)化することによって、産業(yè)の持続的かつ健全な発展を促進(jìn)する必要がある」と述べた。（翻訳?編集/川尻）