中國の醫(yī)學情報メディアの「醫(yī)學界」はこのほど、ネット通販されている「男性生殖器の包皮カッター」を使って自ら「手術」を行う問題を取り上げた。

溫州醫(yī)科大學付屬第一病院泌尿器外科の武志剛醫(yī)師によると、最近も「包皮カッター」を使用した後に腫れが発生して、治療を求めてやってきた男性がいた。男性は「包皮カッター」を利用して、消毒も麻酔もない狀況で自ら「手術」した。その後、亀頭部分に炎癥が繰り返し発生したが、病院に行くことがなかなかできなかったいう。武醫(yī)師によると、同様の患者を年間に數(shù)人治療しているという。

醫(yī)學界によると、多くの業(yè)者が「包皮カッター」をネット通販している?！钙い蚯肖盲皮馔搐撙悉胜?、肉を切っても出血はなし」、「（治癒後は）太くなり時間が長くなる」と宣伝している業(yè)者もいる。販売価格は80－300元（約1600－6000円）の場合が多く、サイズも多くが用意されている。業(yè)者に問い合わせたところ、「難しくはない」として危険性は認識していない説明があったという。

業(yè)者は購入者に対して動畫を利用して「手術方法」を伝授していると説明?！覆≡氦猡铯欷铯欷訾筏骏ぅ丧楗ぅ螭藦兢盲撇僮鳏颏筏皮い搿％螗楗ぅ螭?萬人以上にサービスを提供した」と述べた業(yè)者もいたという。

ただし、業(yè)界関係者からも「ECプラットフォームに販売する製品が醫(yī)療機器であることを明示しない。関連する経営資格がない。リスクの開示がない」などの問題があり、消費者は注意する必要があるとの聲が聞こえてくるという。

武醫(yī)師は「包皮の切除は、それほど難しい手術ではないが、専門的な醫(yī)療技術が必要」と説明。素人が動畫を數(shù)本見ただけで會得できるものではないという。武醫(yī)師は、泌尿器外科醫(yī)の資格を持っていても、包皮切除手術をするためには、専門的な研修を受けねばならないと説明した。

また、患者により包皮の構造が異なるために、平常時及び勃起時の狀況に応じた手術をせねばならない。適切な施術をしないと勃起時に灣曲するなどの障害が発生する場合もある。包皮切除の手術は術後の外観にも十分に配慮しなければならない。そのため、同手術は「生殖整形手術」に分類されているという。

武醫(yī)師によると、正規(guī)の病院で手術を受けるには2000元（約4萬円）以上の費用がかかる。高額になるのは、術前検査や採血検査などを行うことが関係している。手術のリスクを低減するためだが、検査などの重要性を理解していない人もいる。武醫(yī)師はネット通販の「包皮カッター」を使う人が後を絶たない原因を、出費を節(jié)約することを優(yōu)先するからと考えている。

ただし、ネット通販されている「包皮カッター」の多くは醫(yī)療用具の基準を満たしていない。一般人は消毒の方法についての知識もない。また、一部業(yè)者が強調する「太くなり時間が長くなる」は、醫(yī)學的に全くのナンセンスという。

武醫(yī)師は、自分自身や資格のない人による手術は絶対にしないでほしいと呼びかけた。細菌感染やその他の要因で、亀頭の脫落を含め「不可逆的な損傷」が発生する場合もあるという。（翻訳?編集/如月隼人）