高級志向の鉄道の旅が人気、50萬円と高額でも予約困難―中國

人民網(wǎng)日本語版    2022年7月26日(火) 8時30分

拡大

「うだるような暑さ」の今年の夏、高級志向の鉄道の旅が中國で密かに人気を集めている。

「うだるような暑さ」の今年の夏、高級志向の鉄道の旅が中國で密かに人気を集めている。新疆ウイグル自治區(qū)ウルムチとトルファンを周遊する路線、內(nèi)モンゴル自治區(qū)フルンボイルと黒竜江省ハルビンを結(jié)ぶ路線があり、観光専用列車がこの西北地域と東北地域の両路線を運行する。

ハルビン中國旅行社のスタッフによると、最近話題の観光列車「フルンボイル號」で一番人気があるコンパートメントのタイプは、2萬3999元(約48萬円)のプラチナルームと2萬6999元(約54萬円)の紫金ルームだという。

フルンボイル號より早く運行をスタートした新疆の観光列車「新東方快車號」の乗車券は、2萬8999~5萬1999元(約58萬~104萬円)とさまざまだ。

■どうしてこんなに高いの?

観光列車に詳しい業(yè)界関係者の説明によると、新東方快車號の車両は「25GAC380V」を使用し、2020年から改造作業(yè)が行われ、改造の総コストは3000萬元(約6億円)を超えた。フルンボイル號も同じ車両を使用し、改造コストは1両あたり100萬元(約2000萬円)を超えるが、具體的な數(shù)字は非公開だという。

同氏は、「これは車両の改造コストだけの數(shù)字で、乗務員の給與などの運営コストは含まれていない」と述べた。

■乗車券2萬~5萬元に食事も宿泊もすべて込み

フルンボイル號は7月3日に試運転を終えると、同日に旅客を乗せた第1便が4泊5日の周遊ツアーをスタートした。それより前の6月9日には、「プチぜいたく列車」の新東方快車號がウルムチを出発し、新疆の南北を駆け巡る16日間の周遊ツアーを開始した。

普通の列車と異なり、両観光列車は高級志向または「プチぜいたく」の路線で、「乗車券にすべての料金が含まれる」観光商品だ。全部のコンパートメントにあるツインベッド、デスク、クローゼット、貴重品ボックス、専用のトイレとシャワールーム、食事、バー、カラオケ、子どものプレーコーナーなどのサービスの料金も含まれ、さらに途中下車した地點での景勝地、ホテル、食事などの料金もすべて含まれる。

同社が提供するフルンボイル號のパンフレットによると、アメニティのブランドには舎得酒業(yè)、ルイ13世(コニャック)、アハバ(スキンケア)、斯得福(ベッドリネン)などが採用されている。

両観光列車の定員には違いがある。フルンボイル號は12両にコンパートメントが22室あり、定員はわずか44人で、乗務員20人が22室にサービスを提供し、乗務員と乗客の割合は1対2.2だ。新東方快車號は13両、定員は160人、乗務員約50人が配置され、寢臺車両にはコンセルジュが1人ずつ配置されている。

こうしたサービスを享受するには相當の料金を支払わなければならない。公開された資料によれば、フルンボイル號の4泊5日間のツアー料金はコンパートメントのグレードによって異なり、ゴールドルームの1萬8999元、プラチナルームの2萬3999元、紫金ルームの2萬6999元の3タイプがある。新東方快車號の価格も座席やコンパートメントの種類、途中下車した時に利用するレストラン、ホテルのグレードや観光商品、ショッピング、娯楽施設の利用狀況によって異なり、最低価格が1人2萬8999元、最高価格が同5萬1999元だ。

前出のスタッフは、「鉄道の旅は海外で非常に流行している。今は新型コロナウイルス感染癥のせいで、海外旅行にはなかなか出かけられないので、自然に國內(nèi)での高級志向のひと味違う列車の旅に出かけようという流れになる」と分析した。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KS)

※本記事はニュース提供社の記事であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。すべてのコンテンツの著作権は、ニュース提供社に帰屬します。

この記事のコメントを見る

noteに華流エンタメ情報を配信中!詳しくはこちら

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China?記事へのご意見?お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業(yè)務提攜

Record Chinaへの業(yè)務提攜に関するお問い合わせはこちら

業(yè)務提攜