2022年7月24日、韓國?ニュース1は「韓國の若者は戀人選びの際にもMBTIテストを重視しており、依存しすぎが懸念されている」と伝えた。

「MBTIテスト」とは1940年代に米國で作られた性格診斷で、被験者は16のタイプに分類される。記事によると、米CNNが23日、このテストが韓國のMZ世代（1981～95年生まれのミレニアル世代と96～2012年生まれのZ世代）の間でブームになっていることを報じた。

CNNは韓國の若者にインタビューし、MZ世代が日常の中でMBTIをどのように活用しているかを紹介している。ソウルに住む23歳の學(xué)生は「初対面の席では常に自分のMBTIタイプを言う。自分について詳しく説明する必要がなくなり、時間を節(jié)約できる。最近はみんな、自分のMBTIタイプを知っている」「戀人は自分と相性のいいMBTIタイプで、1000日以上、交際が続いている。MBTIが間違っていないという証拠だ」と話している。他の學(xué)生も「相性が悪いMBTIタイプの人とのデートに時間を投資する必要性を感じない」などと話している。

また、「企業(yè)も積極的にMBTIを活用している」として、MBTIタイプをパッケージデザインに取り入れた缶ビールや、募集しているMBTIタイプを明記した求人広告などを紹介している。

こうしたMBTIブームについて、専門家は「新型コロナパンデミックの拡散と不安心理が反映されている」と分析している。檀國（タングク）大學(xué)心理學(xué)科のイム?ミョンホ教授は「MBTIの人気が急騰した時期と、パンデミックの時期は重なる。人々がコロナで不安になり、心理的に頼れるものを求めたのだろう」と説明している。

新型コロナだけでなく、競爭の激しい雇用市場、失業(yè)率の高さや住宅価格の高騰など、韓國の若者が抱える未來に対する悲観が影響していると分析する専門家もいるという。戀愛、結(jié)婚、出産、マイホームを諦めた（放棄した）「N放世代」とも呼ばれるMZ世代は、デートの相手探しに時間をかけ努力しようという考えがなく、効率的なMBTIに過剰にはまるようになったとの聲も上がっているという。記事は「多くの専門家が、MBTIに依存し過ぎることは健全ではなく、科學(xué)的根拠も欠如していると警鐘を鳴らしている」と伝えている。

この記事に、韓國のネットユーザーからは「でもこの診斷、結(jié)構(gòu)當(dāng)たってるよね」「四柱推命やタロット占いより科學(xué)的だし、ある程度性格が把握できるのは事実でしょ」「データとして參考にするのは悪いことじゃないと思う」「昔は占いをやってたじゃん」「占い師に相性を見てもらってた世代に、そんな指摘をする資格がある？」「顔や財産、職業(yè)で選んでも、性格が合わず大げんかして別れるケースが多いから」「両親がけんかして離婚するのを見て育った世代だから、自分の人生に慎重なんだよ」「最悪の世代であることは確かだ」など、MBTI診斷に好意的な聲が寄せられている。

一方で、「20分くらいでできる簡易検査で、當(dāng)たるも何もないよ（笑）。血液型診斷や星占いと変わらない」「韓國人の特徴：メディアに踴らされやすい、主観がはっきりしていない」「依存というか、面白がってやってるだけじゃない？」「本物の診斷を受けるならいいけど、ネット上で出回ってるでたらめで診斷すれば結(jié)果もでたらめだよ」など、否定的なコメントも多く見られた。（翻訳?編集/麻江）