中國のポータル/ニュースサイトの網(wǎng)易は30日付で、27日に終了したEAFF E-1サッカー選手権について、優(yōu)勝した日本、２位の韓國、３位の中國のチームそれぞれを論評(píng)する記事を掲載した。日本については基本に忠実であり、戦力を高いレベルに引き上げたと評(píng)価した。韓國は選手の肉體的能力を評(píng)価した。中國については長所を示さなかった。

■基本に忠実でチームプレーを熟練の域にまで高めた日本、ただし問題もある

EAFF E-1サッカー選手権は東アジアサッカー連盟（EAFF）が主催するナショナルチームによるサッカーの國際大會(huì)だ。2022年の決勝大會(huì)には日本、韓國、中國、香港のチームが出場した。

記事は日本チームの戦いぶりについてまず、基本的な個(gè)人技を熟練の領(lǐng)域にまで高め、その上で精度の高いパスでつないでいくと説明。さらにコンビメーションプレーのレベルと意識(shí)が高く、チームの誰かがボールを支配すれば、チームメート數(shù)人が周囲を繰り返し走って相手チームをかく亂すると紹介。そのことで、ボールを支配している選手には、ボールを他の選手に託すのか自分で突破するかなどの選択肢が増えていると論評(píng)した。

日本チームの問題點(diǎn)としては、チームプレーを含めて戦い方があまりにも規(guī)格化されているために、スーパースターが登場しにくいことと論じた。そのため、相手チームにスーパースターが存在すると、日本チームは長所を発揮しづらくなる。世界の強(qiáng)豪チームになかなか対抗できないのは、日本式の戦い方の問題點(diǎn)という。

■韓國は體力が強(qiáng)大だがプレーは粗削り、ただし世界に通用するスター選手は出しやすい

韓國については、個(gè)々の選手がタフな戦い方をすることが特徴という。そのため、相手チームは強(qiáng)い圧力にさらされる。しかし韓國人選手の個(gè)人技は日本人選手のようなレベルには達(dá)しておらず、コンビネーションの呼吸も日本ほどには合っていないと論じた。

だが、選手の體力の強(qiáng)さは極め付きと指摘。特に試合開始後70分までは相手に極めて強(qiáng)い圧力をかけることができる。EAFF E-1サッカー選手権の日韓戦では、試合後半開始早々に日本が得點(diǎn)し、最終的に３：0で日本が勝利した。記事は、韓國人選手も試合開始70分後ぐらいからは體力の消耗が見られるようになるが、仮に後半戦の開始後15分ぐらいまでに日本がゴールを決めていなかったら、その後の體力勝負(fù)で日本は韓國に競り勝つことは難しく、結(jié)局は試合を落としたかもしれないと論じた。

アジア全域を見ても、韓國人選手の體力を上回っているのはイラン人選手ぐらいのもので、韓國はアジアのチームとの試合では體力面の長所を十分に発揮できる。ただしＷ杯レベルの戦いになると、韓國も體力の優(yōu)位性を発揮することはできず、逆に體力を消耗して不利になる場合が多いという。

韓國は一方で、サッカー選手の育成では、幼いころから體力と基本技術(shù)を身につけさせ相手に対抗させることを重視すると指摘。育成のパターンは日本ほど定型化されていないという。そのため、ヨーロッパリーグで活躍できるスター選手は日本よりも出現(xiàn)しやすいと論じた。

記事は、韓國の場合には選手のレベルの差が日本よりも大きいと主張した。韓國チームでレベルが最も低い選手は、日本チームのどの選手よりもレベルが低く、逆に韓國チームでもレベルがトップの選手は、日本チームのどの選手よりも技量が上回っていると主張した。

■長所を見出せない中國、ただ體力は向上しているので「アジアの二流半」には到達(dá)できるかも

中國チームについては冒頭から、「日本のような繊細(xì)な技術(shù)や、韓國のような強(qiáng)い體力も持ち合わせていない」「技術(shù)の基本も極めて劣っており、相互協(xié)力の意識(shí)も不足している」と酷評(píng)した。選手は自分がボールを支配しても自分がドリブルを続けるだけで、チームメートの位置を確認(rèn)していない。そのため、絶好のチャンスがあってもよいパスをすることができない。

また、ボールを支配していない選手は、チームメートがボールを支配していても、遠(yuǎn)くから見ているだけで、相手の守備に絡(luò)んだりしない。だからボールを支配しても、有効な攻撃をすることがなかなかできない。

ただし記事は、體力面については以前よりも格段に向上しており、思い切ったプレーもできるようになったと指摘した。中國の男子サッカーナショナルチームは低迷が続いている。記事は、體力面の向上などを考え合わせれば「今はまだ無理だが、アジアの二流半のレベルに復(fù)活する望みはある」と論評(píng)した。（翻訳?編集/如月隼人）