中國(guó)紙?環(huán)球時(shí)報(bào)は1日、「韓國(guó)の対中認(rèn)識(shí)はどこから間違い始めたのか」と題する文章を掲載した。著者は上海対外経貿(mào)大學(xué)朝鮮半島研究センター主任の詹徳斌（ジャン?ダービン）氏。

詹氏はまず、韓國(guó)の樸振（パク?チン）外相が中韓関係の基礎(chǔ)を築くために最も重要なこととして、両國(guó)民、特に若い世代の心理的な距離を縮めることだと述べたことに言及し、「この主張の背景には、韓國(guó)人の対中認(rèn)識(shí)がここ數(shù)年、特に若い有権者の間で急激に悪化しているという現(xiàn)実問(wèn)題が反映されている」と指摘した。

その上で、米調(diào)査機(jī)関ピュー?リサーチ?センターの2020年の調(diào)査を基に、「韓國(guó)の中國(guó)に対する評(píng)価は調(diào)査対象14カ國(guó)のうち最?lèi)櫎坤盲俊￥蓼?、若年層の中?guó)に対する否定的な見(jiàn)方が中高年層よりも高かったのは韓國(guó)だけだ」と説明?！疙n國(guó)國(guó)內(nèi)の複數(shù)の世論調(diào)査でも同様の結(jié)果が出ている。この傾向は、將來(lái)的な中韓関係の発展に影響を及ぼす可能性が高い」とした。

韓國(guó)の若者が中國(guó)に対して否定的な見(jiàn)方をする理由については、「歐米諸國(guó)が中國(guó)を中傷するという大きな背景のもとで、（韓國(guó)は）外交的に歐米に追隨し、主流メディアの報(bào)道も歐米メディアのそれをそのまま寫(xiě)したものである。これでは當(dāng)然ながらポジティブな対中認(rèn)識(shí)が形成される環(huán)境にない」と主張した。

詹氏は、より直接的な理由として、中韓の間には近年、高高度防衛(wèi)ミサイル（THAAD）問(wèn)題や歴史認(rèn)識(shí)問(wèn)題、文化起源論爭(zhēng)、環(huán)境問(wèn)題などいくつかの論爭(zhēng)も確かに存在すると述べる一方で、自身の考えとして「中國(guó)に関する否定的な教育を多く受けたことが根本にある」と主張。2003年に中韓の間で高句麗の帰屬をめぐる論爭(zhēng)が起きたのを機(jī)に、05年には歴史教育が強(qiáng)化され、「韓國(guó)の學(xué)校教材は中國(guó)を歴史歪曲國(guó)家と定めるようになった」とした。また、歴史だけでなく政治、地理、社會(huì)、國(guó)語(yǔ)、宗教學(xué)、哲學(xué)などの教科書(shū)でも中國(guó)に関する否定的な記述が多く、これらが結(jié)びついて総合的に中國(guó)へのマイナスイメージの構(gòu)築につながったのだと持論を展開(kāi)した。

そして、「韓國(guó)の教科書(shū)は中國(guó)を、歴史を歪曲し、自由がなく、內(nèi)部に問(wèn)題を抱え、韓國(guó)との間に多くの問(wèn)題を抱え、周辺國(guó)を威嚇する、いわゆる覇権主義國(guó)家のように描寫(xiě)している。韓國(guó)の若者は実際の中國(guó)を體験する機(jī)會(huì)に乏しいため、これらの教科書(shū)は若者たちにとんでもない想像を與えている」と批判。コロナ前に中國(guó)旅行に訪れた韓國(guó)人が「學(xué)校で教わった中國(guó)とは全く違った」と話(huà)したというエピソードを紹介しつつ、「幼いころから中國(guó)への否定的なイメージを植え付けられては、両國(guó)関係に影響を與えることは疑いようがない」とした。

詹氏はさらに憂(yōu)慮すべき問(wèn)題として、韓國(guó)の一部の政治家は若者の反中感情を利用して票を集めていると主張。中國(guó)は將來(lái)の中韓関係の「健全な発展」のために韓國(guó)に対する外交を強(qiáng)化し、韓國(guó)の対中認(rèn)識(shí)を改善するとともに、コロナ禍でオフライン交流が難しい中、ITを駆使するなどして質(zhì)の高い人文交流を行う必要があると述べた。その上で、「中韓両國(guó)の教材制作者、學(xué)校教師、児童生徒が頻繁に顔を合わせて交流することが相互理解の増進(jìn)につながる」と訴えた。（翻訳?編集/北田）