文字入力、コピー、ついでに証明寫真を撮影するというのは街頭の大半の印刷屋に対する印象だが、北京市には、北京市、上海市、広州市、深セン市に事業(yè)展開しており、さらにはA株市場に上場しそうになった印刷屋がある。中國全土で最もすごいと稱えられる印刷屋の栄大のことだ。本部は北京の各大手銀行と証券會社に近い金融街にあり、ホテルの3フロアを占めており、年商は3億元（約60億円）以上。

■何を印刷すると年商60億円に？

金融業(yè)界に入ったばかりの蔡さんは10年前、栄大印刷屋で徹夜で書類作成に勵んでいた。蔡さんにとっては、証券監(jiān)督管理委員會の申請書類に対する各種要求を熟知した印刷屋だった。蔡さんは、「栄大は書類提出の時期や印刷の書式の要求などをよく知っている」と語る。今やベテラン投資家になった蔡さんは、この栄大がもはや単なる印刷屋ではなく、イノベーションテクノロジー企業(yè)に成長したことに気づいた。

公式サイトによると、北京栄大科技は業(yè)界で18年の経験を持つ、証券業(yè)界に特化したイノベーションテクノロジー企業(yè)だ。現(xiàn)在の市場シェアは90％を超え、ユーザー數(shù)は4000人以上。

特筆すべきなのは、栄大原稿管理システムは投資銀行の作業(yè)と最も緊密に関わる業(yè)務(wù)ということだ。同社の公式サイトによると、同システムは栄大科技が獨自に研究開発したプロジェクト全ライフサイクル文書およびフロー管理システムだ。製品の機能はいずれも投資銀行の実際の作業(yè)シーンに基づくもので、証券監(jiān)督管理委員會の要求を満たすと同時に投資銀行の作業(yè)効率を全面的に上げる。原稿管理の電子システム化、作業(yè)管理の規(guī)範化、運営管理の集約化を?qū)g現(xiàn)できる。

某証券會社の事業(yè)部で働くシニアマネージャーの鄭さんによると、自分の會社と栄大は長期の協(xié)力関係にある。「IPO計畫書、増資、プライベート?エクイティ?ファンド、資産証券化など一連の契約作成に必要な書類を栄大で印刷する。いつもプロジェクトの文書をオンラインで送付する。栄大側(cè)で印刷された後、さらに當社と提攜先に郵送される」と鄭さん。

企業(yè)調(diào)査プラットフォームの天眼査の情報によると、栄大科技の社名は2020年11月4日に「北京栄大科技有限公司」から「北京栄大科技股份有限公司」に変更された。株式制改革を完了し、登録資本金も2098萬5000元から4200萬元に増加した。栄大科技の主要事業(yè)は現(xiàn)在、コンピューターソフトウェアの開発および販売、企業(yè)管理コンサルティング、経済貿(mào)易コンサルティング、データ処理などとなっている。（提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/YF）