中國の街中で和服を著た女性に警察官が聲を荒らげ、連行する様子が映った動畫が中國のネット上で物議を醸している。

當(dāng)事者だというコスプレイヤーの女性は14日、中國版ツイッター?微博（ウェイボー）に事のいきさつをつづった。女性によると、事件があったのは8月10日、江蘇省蘇州市の淮海街?；春＝证先毡撅L(fēng)の建物が並び「日本風(fēng)情街」とも呼ばれる場所だ。

女性は日本のアニメ「サマータイムレンダ」のキャラクター、小舟潮（こぶねうしお）のコスプレだという浴衣姿で撮影していたところ、警察官に取り囲まれた。警察官らは浴衣姿で撮影していることが挑発行為だなどの理由で女性らを聴取し、連行した。女性が後に投稿した現(xiàn)場の動畫では、警察官が女性との話し合いの中で突然聲を荒らげ、力ずくで女性を連行する様子が映っている。

女性によると、警察官は調(diào)書を取り、女性の攜帯電話を調(diào)べて寫真を削除したほか、コスプレの衣裝を沒収し、女性に「指導(dǎo)」を行った。騒動についての內(nèi)容をネットに上げることも止められたという。女性はおよそ5時間後の11日午前1時ごろに解放されたとのこと。

なお、女性の投稿にネットユーザーからは「なぜ中國人が中國で和服を著なければならない」などの聲があるものの少數(shù)で、「動畫と説明を見たけど、あなたは民族感情を傷つけることは何もしていない。自分を責(zé)めないでほしい」「警察は法に基づいて堂々と取り締まっているのなら、なぜ當(dāng)事者にネットに上げるなと言うのか」「職権亂用では？」「警察官の方が違法だ」「これが2022年に起こることか？外國人が漢服を著たら現(xiàn)地の警察に捕まるってのか？」「怒鳴り聲を聞いたら、警察官の方が挑発しているように感じるのだが」「それなら警察はすべての日本料理店を閉店させればいいだろう」など、多くは警察の取り締まりを批判する聲だった。（翻訳?編集/北田）