絶賛配信中のドラマ「冰雨火」の傅東育（フー?ドンユー）監(jiān)督が、ワン?イーボー（王一博）を主演に起用した理由について語った。香港メディアの文匯報(bào)が15日付で伝えた。

同作は今月11日に配信が始まった話題作。警察と麻薬組織の戦いを描いており、ワン?イーボーは警察官の陳宇を演じている。

文匯報(bào)によると、傅監(jiān)督は「警察學(xué)校を卒業(yè)したばかりのとても若い警察官のイメージを求めていて、たくさんの若い俳優(yōu)たちと會(huì)った。ワン?イーボーと會(huì)ったのは2019年、彼が22歳の時(shí)だろう。目の前に座った彼は青臭く、私がイメージしていた警察官とはまだ距離があった。痩せていて弱々しく、恥ずかしがりだった。しかし、他の若い俳優(yōu)と會(huì)ってみるとみんな幼い感じがした。そうした時(shí)、ワン?イーボーの目の澄みわたった感じやこだわりの強(qiáng)さが私の心を動(dòng)かした」と明かした。

そして、「話をする中で、彼ははっきりと明確にこの役を演じたいと言った。私は大変だが耐えられるかと聞いた。彼は當(dāng)時(shí)、今ほど人気ではなかっただろう。時(shí)代劇（陳情令）に出演していたが、とても売れていたという感じはなかった。君は痩せすぎだからもっとがっちりとした體にできるかと聞いたら、彼はすぐにトレーニングすると言った。そうした純樸な感じが陳宇だと思った」と話した。

また、「クランクインの時(shí)に、『このドラマでは経験のある役者に演技を任せ、若い役者はルックス擔(dān)當(dāng)などということは絶対に許さない』とはっきりと言った。公安機(jī)関の反麻薬ドラマということで、より高い基準(zhǔn)で完成させなければならなかった。若い俳優(yōu)には學(xué)び、先輩を超えていく精神が必要だと言った。今思うと、彼は當(dāng)時(shí)22歳の子どもでこれほどの重役を擔(dān)っていた。これまで彼の演技への評(píng)価を見てきたが、いずれも（周囲から）認(rèn)められていると感じた」とワン?イーボーをたたえた。

このほか、作品について「『冰雨火』の評(píng)価が高いとするなら、それは彼ら役者によるところが大きい。彼らは毎回、撮影後に役者同士で演技について話していた。若い役者がベテラン役者の部屋のドアをノックして明日の演技について合わせましょうと。私は若い役者たちに、現(xiàn)場(chǎng)には臺(tái)本は持ってくるなと、自分のセリフだけでなく相手のセリフも暗記しろと伝えた。そうすれば演技のリズムが非常に的確になるとね。彼らは私の要求をすべて受け止め、やり遂げた。役者たちのこのドラマに対する努力に、非常に感謝している」と語った。（翻訳?編集/北田）