アジア開発銀行（ADB、本部マニラ）の淺川雅嗣総裁がこのほど日本記者クラブで「アジア経済」をテーマに記者會(huì)見した。淺川総裁は、アジア新興國(guó)の2022年の國(guó)內(nèi)総生産（GDP）成長(zhǎng)率は4．6％と予想した。歐米や日本などの先進(jìn)國(guó)や他地域の新興國(guó)が軒並み超低成長(zhǎng)に陥る中で、アジア新興國(guó)（中國(guó)やインド、東南アジア各國(guó)など46カ國(guó)?地域を含む）は堅(jiān)調(diào)を維持?！甘澜绀纬砷L(zhǎng)センター」として期待できるという。

こうした中、域內(nèi)最大の経済大國(guó)?中國(guó)は2030年代には米國(guó)を抜き、世界最大の経済大國(guó)になると予想されている。この超大國(guó)の動(dòng)向次第で、アジアの近未來は大きく左右される。

淺川氏は財(cái)務(wù)省財(cái)務(wù)官（國(guó)際擔(dān)當(dāng)次官）を歴代財(cái)務(wù)官として最長(zhǎng)の4年務(wù)めた後、2020年1月に第10代ADB総裁に就任した。

ADBは7月下旬、アジア新興國(guó)（46カ國(guó)?地域）の2022年の成長(zhǎng)率見通しを4月時(shí)點(diǎn)の5．2％から4．6％に引き下げた。淺川総裁はその理由として中國(guó)経済の減速を指摘?！弗讥恁偿恁省拐撙蜗隆?a target='_blank' href='http://www.wenhuatang.com/search.php?filter=上海'>上海など大都市で封鎖措置（ロックダウン）をを?qū)g施した結(jié)果、中國(guó)の生産?消費(fèi)が減速。サプライチェーンを介してアジア全體に打撃を與えたと分析した。

中國(guó)の22年の経済成長(zhǎng)率は21年の8．1％から急減速、4．0％に落ち込むと予測(cè)した。淺川総裁はその背景として、少子高齢化や環(huán)境対応、社會(huì)福祉負(fù)擔(dān)などの構(gòu)造的要因を挙げた。ゼロコロナ後についても、「年7～8％臺(tái)の成長(zhǎng)に戻るのは困難」と分析した。

このほか、アジア域內(nèi)新興國(guó)にとって「インフラ支援への中國(guó)の過剰な貸し付けも重荷になる」と指摘。特に経済危機(jī)のスリランカは債務(wù)再編に中國(guó)の協(xié)力を引き出せるかが焦點(diǎn)となるという。中國(guó)が債権整理で共同歩調(diào)を取り、「透明性を伴って情報(bào)開示し、どう関わるか。うまくいけば初めて中國(guó)を（債務(wù)減免の枠組みに）引き込むことができる」と言明?！福ㄖ袊?guó)が）責(zé)任ある大國(guó)と認(rèn)められるための試金石になる」と期待した。

中國(guó)主導(dǎo)のアジアインフラ投資銀行（AIIB）は、コロナ禍ではアジア開発銀行や世界銀行との協(xié)調(diào)融資で、財(cái)政支援にも柔軟に応じてきたと指摘。ウクライナ危機(jī)に伴う食糧危機(jī)などでも、同様の役割を果たすよう中國(guó)に促した。

22年の経済成長(zhǎng)率予想を地域別で見ると、東アジアは3．8％と予測(cè)し、前回予想より0．9ポイント下方修正した。南アジアは前回予想より0．5ポイント下げ6．5％と予測(cè)した。インドの成長(zhǎng)率を0．3ポイント下げ7．2に引き下げたほか、スリランカが経済危機(jī)に直面していることも影響した。東南アジアはほぼ橫ばいの5．0％と予想した。（八牧浩行）